カリカリウスチャシ(かりかりうすちゃし)
カリカリウスチャシの基本情報
通称・別名
- 伊茶仁第一チャシ
所在地
- 北海道標津郡標津町字伊茶仁57-7
旧国名
- 蝦夷国
分類・構造
- 面崖式チャシ
天守構造
- なし
築城主
- 不明
築城年
- 不明
主な改修者
- -
主な城主
- 不明
廃城年
- -
遺構
- 土塁、横堀(空堀)
指定文化財
- 国史跡(標津遺跡群)
再建造物
- 説明板
周辺の城
-
西春別1チャシ(北海道野付郡)[38.0km]
シャリ陣屋(北海道斜里郡)[43.4km]
サシルイ岬チャシ(北海道目梨郡)[44.0km]
根室半島チャシ(北海道根室市)[63.8km]
神岩チャシ(北海道厚岸郡)[70.8km]
桂ヶ岡砦(北海道網走市)[76.6km]
釧路川流域チャシ(北海道釧路市)[97.0km]
ユクエピラチャシ(北海道足寄郡)[113.2km]
オタフンベチャシ(北海道十勝郡)[140.1km]
中立牛チャシ(北海道紋別市)[160.6km]
カリカリウスチャシの解説文
[引用元:Wikipedia「カリカリウスチャシ」の項目]
標津遺跡群(しべついせきぐん)は、北海道標津郡標津町字標津に所在する擦文文化やオホーツク文化の集落跡を代表する広域的な遺跡群である。伊茶仁カリカリウス遺跡、古道遺跡、三本木遺跡の3つの遺跡と、伊茶仁川沿いに残された遺跡群から成っており、最大の特徴は、現在の地表面から数千年前の竪穴建物跡が窪みとして確認でき、しかもその数が日本最大の規模を誇ることである[1] 。
遺跡
伊茶仁カリカリウス遺跡
- 伊茶仁カリカリウス遺跡()(いちゃにカリカリウスいせき)は、ポー川と伊茶仁川に挟まれた標高20メートルの台地に位置する。1200あまりの竪穴建物跡が台地縁辺部で観察され、ここでは擦文文化の竪穴建物の構造が明らかにされている。1979年(昭和54年)5月22日史跡に指定される[2]。
天然記念物標津湿原と合わせて542haの指定地と標津町歴史民俗資料館と縄文時代からの竪穴建物跡群などのポー川史跡自然公園として整備されている[3] 。
古道遺跡
- 古道遺跡()は、標津川の流域の標高8メートルの左岸段丘に立地し、擦文時代を中心とする219の竪穴建物跡とコの字形の面崖式チャシからなり、1976年(昭和51年)6月21日史跡に指定される。現在の標津川河口から約4km上流の左岸に位置し、標高12mほどの台地の上に、縄文~続縄文時代のものと思われる円・楕円形の竪穴建物跡のくぼみ52軒と、擦文時代の方形のくぼみ160軒が確認されている[4] 。
三本木遺跡
- 三本木遺跡()は、標津川の左岸に発達した海岸砂丘上に立地するオホーツク文化期の五角形ないし六角形の21軒分の竪穴建物跡が地表から観察され、下層に続縄文文化の遺構の存在が確認された。1989年(平成元年)10月22日史跡に指定される。標津川左岸の蛇行河川跡に面した標高3mほどの海岸砂丘上に、21軒以上の竪穴建物跡くぼみが確認されている 。
参考文献
- 文化庁文化財保護部史跡研究会監修『図説 日本の史跡 第1巻 原始1』同朋舎出版 1991年 ISBN 4-8104-0924-4
[続きを見る]
カリカリウスチャシの口コミ情報
2024年10月14日 装鉄城大膳大夫乱怒
カリカリウスチャシ
ポー川史跡自然公園を目印にして網走駅からレンタカーで約90分。ビジターセンターにて入園料330円支払い、係員に申告すると熊鈴を貸してくれます。この時に自転車借りれるか確認すると無料でした。
湿原の遊歩道を走り、遺跡のある丘まで自転車で15分。坂道なので自転車を押していきましたが、それでも遊歩道整備されており、5分ほどでチャシ到着。空堀や穴などがあり、丁寧な解説があります。ヒグマは出る恐れが高いので必ず注意していきますが、非常に良い遺跡見学できました、
2023年07月29日 樋ノ口映劇
カリカリウスチャシ
日本遺産に指定された古代住居跡に位置する城郭?です。歩きやすい散策路が整備されていますが、ヒグマをはじめいろんな動物も住んでいますので注意しながらも必要です。できればガイドさんに同行していただけたら楽しめますね^_^
2022年12月07日 RED副将軍
カリカリウスチャシ
国内屈指の古代遺跡と天然記念物指定の湿原が堪能できるチャシ🏯
オススメ度 ★★★★⭐︎
築城年代等は不詳。伝承等も無く、よく分かっていません。7〜13世期の遺構の様です。
竪穴式住居は1万年前からヒトが住み続けた結果の大規模竪穴群となっています。
カリカリウスとは、アイヌ語でカリは回る、ウシはたくさんあるとの意味で「回る回るたくさんある」が直訳となりますが、川が湿原で蛇行している様子を意味しているというのが一般的です。
見所
現在は、標津町ポー川史跡自然公園として整備されています。ポー川左岸の河岸段丘先端に築かれており、チャシ跡は多数の竪穴住居跡でもあり国史跡に指定されています。
竪穴は国内最多の2,549ヶ所が確認されているとのこと。
チャシはコの字状の堀で区画されていますが堀は薄く分かりづらいです。
入園料330円を支払うと「奥の方はヒグマの糞があったから気をつけてね❤️」と本州では見ないサイズの三連熊鈴を渡されます。こういう所に行くと本州の熊注意⚠️の看板くらいは何も感じなくなります。
史跡以外にも標津湿原は国指定天然記念物でもあり希少な植物が自生しています。
園内は広いので1時間半くらいは見ておいた方が良いです。
2021年08月09日 さすらいの征夷大将軍慶誾尼☆寧
カリカリウスチャシ
入園料を資料館入り口の自販機で払って入場します。職員さんから熊鈴を持たされます。道中、大きな熊鈴があちこちにぶら下がっているのでそれも鳴らして歩くように言われます。施設内くまなく観て回って、2時間もあれば大丈夫でしょうか…無料駐車場完備。バイオトイレ完備。場内のレンタサイクル無料貸出あり。カヌー は事前に要予約。
※網走から根北峠経由で来ました。峠の濃霧怖かったのでお気をつけあそばせ〜
※8月9日昼間の気温16度でした。リア攻めされる方は衣類の準備を!週間天気予報とは全く次元が異なる気温となっていました。
2015年08月14日 おんこ左衛門督
カリカリウスチャシ
前の方が口コミされている入園料ですが、'15.8.14時点では320円でした。
また夏は草が覆っていて、チャシ跡は少しわかりづらかったです。1時間~の余裕を持って回ることと、明るい時間に行くことをおすすめします。
2013年08月16日 いつかやる征夷大将軍やなんちゅ
カリカリウスチャシ
標津町ポー川自然公園ビジターセンターより標津湿原の木道を通りカリカリウス遺跡まで徒歩30分くらい。無料レンタル自転車有り。
資料館は無料ですが湿原及びカリカリウス遺跡に行くには入園料310円です。