鹿合館(ししあわせたて)

鹿合館の基本情報

通称・別名

山居館

所在地

岩手県奥州市胆沢若柳字上鹿合

旧国名

陸中国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

不明

築城年

不明

主な改修者

主な城主

安倍氏?、高橋氏(柏山氏家臣)?

廃城年

遺構

曲輪、土塁、横堀(空堀)

指定文化財

再建造物

説明板

周辺の城

鳥海柵(岩手県胆沢郡)[14.2km]
水沢城(岩手県奥州市)[14.6km]
胆沢城(岩手県奥州市)[15.4km]
六日入城(岩手県奥州市)[16.7km]
衣川柵(岩手県奥州市)[17.1km]
半目館(岩手県一関市)[17.3km]
岩崎城(岩手県北上市)[18.1km]
豊田館(岩手県奥州市)[19.9km]
柳之御所(岩手県西磐井郡)[20.0km]
黒岩城(岩手県北上市)[25.8km]

鹿合館の解説文

鹿合館(ししあわせたて)は岩手県奥州市胆沢若柳にあった城である。

遺構 

奥州市街地から国道397号を秋田方面へ約15km、山間部に差し掛かる手前の若柳ダム北東に位置する。

本丸、二の丸、出郭(物見台)の3つの曲輪からなり、標高270mの本丸からは胆沢平野が一望できる。

東、西、南の三方を沢や絶壁が取り囲む天然の要害で、北側の丘陵基部は土塁と空堀で遮断されている。

歴史 

築城年、築城主ともに不明だが、康平年間(1058~1065)には安倍貞任の家臣が、天正年間(1573~1592)には柏山明吉の家臣・高橋盛富が居城したとも伝わる。

古くは後三年の役で源義家が通ったとされる仙北街道を監視する役割を果たしたのであろうか。

南面の平坦部を「山居の寺院」と呼ぶことに由来して、地元では山居館(さんきょたて)とも呼ばれている。

交通 

・JR東北本線水沢駅から車で約30分

参考文献 

・『日本城郭大系 第2巻』新人物往来社、1980年。
・鹿合館跡現地説明板。
・『広報おうしゅう』奥州市、2017年。

鹿合館の口コミ情報

2021年08月03日 順☆散歩征夷大将軍508+23
鹿合館



小雨が降る中、自己責任でリア攻めしてきました。

最初のうちは道も崩れかけていますし、坂も「凄く」急なので確かに危ないといえば危ないです。ただ、山や山城に慣れてる方なら…たぶん…問題ない…と思います(とはいえ、もし行かれるなら自己責任で)。

自分はまず駐車場にあった案内図にしたがい、途中の分かれ道(そもそも道がややわかりにくいですけど倒れた柵とロープを目印にすれば大丈夫)を左に進み、まずは二の丸方面へ。坂が急なのは最初だけで二の丸手前からは平坦です。草が最高に生い茂るこの時期でも、一応道は分かりますから、注意して進めば迷うことはないはず(登山アプリ等で歩いたところのログを取っておけばなお安心)。

そして二の丸からさらに進むと…突然空堀とそこにかかる橋が出現!この堀の向こうが本丸です。駐車場からここまで10分弱ですね。なお、橋は朽ちてますが、堀も浅くなってるので橋を使わず歩いて進めますよ。この堀の一方は竪堀となって下に落ちており、もう一方は本丸をぐるっと取り囲むように続いていて大変見応えがあります。素晴らしいです。しかも一部堀が二重になっているところもありますし、ぜひ堀底を歩いてみてください。本丸の南側には腰郭もいくつかありますよ。

帰りはもう1つの道から戻りました(本丸南側の腰郭から道が出ています)。案内図にある「展望台」からは何も展望できませんが、土塁っぽいものがあります。この横に門があったんじゃないかなあ。なお、展望台から超急斜面を降りると最初の分かれ道のところに戻れます。

全体的に規模は小さいものの、遺構は良好に残っており、行って損はないと思います。それだけに道が整備されておらず、多くの方の目に触れることがないのは大変残念です。

2021年06月02日 源平秀文
鹿合館



立入禁止の表示があったが、地元の方から荒れているが自己責任なら問題ないと言われたので2人で見学。大手道二ノ丸本丸周辺がかなり厳しい。自己責任といえども2人で行くにしても遭難注意という状態。

2020年03月19日 マクスウェル
鹿合館

公園ですが、駐車場から本丸跡や公園への入口は閉鎖されています。

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