高隈城
高隈城([西原城 周辺城郭])
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高隈城の口コミ情報
2024年03月06日 RED副将軍
激ヤブの先にある巨大垂直堀切が特徴的な肝付氏の支城🏯
オススメ度 ★★★★★
築城年代は不詳。南北朝時代に楡井頼仲によって築かれたとも云われます。
楡井頼仲は南朝方に属しており、1351年には北朝方の畠山直顕の命を受けた禰寝清成が高隈城を攻め寄せて落としたとされます。
戦国時代には肝付氏の属城となっていたとされ、1538年から1542年にかけて新納氏、禰寝氏との攻防戦が行われています。
1578年に肝付氏が没落すると島津氏重臣である伊集院忠棟の属城となり、その後の江戸時代には外城として高隈麓が置かれました。
見所
湾曲した串良川に三方を囲まれた標高163mの丘陵上に築かれています。
西側の主郭部と東側の外郭で構成されており、山頂に主郭を配し、北下に二郭、急峻な堀切を挟んで北東の小ピークに三郭を配しています。
主郭部と外郭はシラス台地の大きな切れ間を利用した巨大な堀切であり、シラス台地の堀切を通路として登る構造です。
外郭の北側も垂直堀切で硬められておりマイナーながらも迫力満点の城郭です。
行き方は、城域北側の国道504号沿いに案内板が立っています。案内板周辺の路側帯に駐車し南の集落へ下りて行きます。突き当たりに小屋があるヤブ気味の広場に着きます。城域方面のヤブに踏み跡があり沢沿いを登ると辿り着きます。主郭までの比高は約90mで急峻な箇所もあります。
登城路は背丈ほどの激ヤブと倒木で不安になりますが、城域に入ると一気に開けて遺構は素晴らしいです。そのツンデレ度に秘めたるM気質が開花することでしょう。芽生えの城です。