入来麓

入来麓([清色城  周辺城郭])

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入来麓の口コミ情報

2023年03月07日 龍馬太閤【備中の麒麟児】


鹿児島県の薩摩川内市にある【入来麓】♪江戸時代に造られた外城制度(麓制度)薩摩国、特有の武家屋敷群です♪

薩摩国内に120近くあった麓♪入来麓は中世の清色城の眼下に、蛇行した樋脇川に囲まれた場所に立地します♪
中世の曲線的な道沿いの町並と、近世に拡張整備された格子状の整然とした区画の2つの対照的な景観が広がっています♪

現・大字浦之名と呼ばれる、この地域は古くは清色と称されていました♪江戸時代の慶長18年に浦之名と改称されています♪江戸期には薩摩国薩摩郡入来郷(外城)の内で、村高は『天保郷帳』では4073石余、『旧高旧領』では3258石余、『検地帳』は門高は1532石余、浮免高1559石余となっています♪中世以降の渋谷氏支流・入来院氏の本拠城であった清色城中に入来郷の地頭仮屋が置かれ周囲に麓が形成されました♪入来院氏が代々、領主として統治した浦之名(清色)です♪明治3年(1870年) 29代目当主・入来院公寛の時に、入来領3500石を奉還しています♪
武家屋敷石垣、武家門などが残っています♪
麓南側には『船瀬殿墓』が残ります♪
この船瀬氏は墓所の直ぐ横にある船着場を代々管理した一族の子孫であり、入来院氏からも船瀬殿と呼ばれた程の名家になります♪入来の地は古代より薩摩国府と大隅国府を結ぶ交通の要衝地で船瀬には舟便の発着所が設けられていて、船瀬殿は重要なお役目を任されていたという訳です♪この船瀬殿墓には鎌倉時代から戦国時代にかけての石塔が百基近く並んでいます♪今も川辺を守っていましたよ〜♪

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