田中城の磨崖仏

田中城の磨崖仏([田中城  寺社・史跡])

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田中城の磨崖仏の口コミ情報

2022年07月27日 陸奥守たろす


【田中城の磨崖仏(まがいぶつ)】
城のある小山の北西角辺りの崖の壁面に彫られたお地蔵様です。

以下は現地案内板より

「田中城の西側、地上約5.5mの阿蘇溶結凝灰岩の崖面に、7体の地蔵尊が彫刻されています。中央に閻魔大王、その左右に3体ずつの地蔵が並び、田中城の岩地蔵と呼ばれています。

 この磨崖仏は三昧那形(さんまやぎょう)といって仏を表す物をそれぞれ持っています。中央の閻魔大王は両手に閻魔帳を、その左右の六地蔵は、向かって左から鉢・如意・幢幡・蓮華・宝珠・錫杖を持ち、僧衣を着ています。

 閻魔大王は地蔵を司る王で、忌日の追善供養の対象とされ、広く人々を救うものとして信仰されました。発願者は不明ですが、地元では田中城の安泰を祈ってつくられたとの説があります。

 岩盤のやや低い位置には「□□□□陀仏(南無阿弥陀仏か)」、「□明□年□月」との刻銘があり、『肥後国誌』の記載内容から「文明三年(1471)三月」と思われます。

 室町末期(戦国期)につくられたこの様な磨崖仏は、九州でも五指に入るといわれます。

 和仁町教育委員会」

田中城の安泰を祈ったとのことだが…
天正15年(1587)肥後国人一揆で籠城した和仁氏に対して、秀吉は小早川秀包を主将とした討伐軍計一万余の軍勢で包囲戦を展開させた。
和仁氏は一月余りの間、城を良く守ったがついに落城した…

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