台城

台城([隈府城  周辺城郭])

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台城の口コミ情報

2023年04月17日 龍馬備中守【】


熊本県の菊池市にある【台城】♪台と書いて『うてな』城と呼びます♪眼下には内田川が流れます♪この内田川の東岸、比高40m程の台地の南端に城郭は築城されました♪
菊池十八外城の1つは別名を水島城とも呼ばれています♪

この台城は南北朝時代の1375年に『水島の戦い』の局地戦の舞台となった城郭です☆コレは南朝方・菊池氏🆚北朝方・今川氏の攻防戦☆
少し遡ります♪菊池武光は懐良親王を迎え御在所(太宰府)を占領しました☆
肥前・長者原の戦いで少弐氏をも破り、菊池家の全盛期を築いた菊池武光です☆此れに伴い、北朝方は今川了俊を九州探題に任命します☆1370年の出来事です☆九州探題に任命された今川氏は圧倒的な兵力を持ち征西府を占領☆
※征西府は懐良親王が九州を転戦した際に築いた御在所の事です☆往時は太宰府となります☆以降、南朝菊池氏と北朝今川氏のバチバチは始まります☆

今川軍に征西府を占領された菊池武光は太宰府より久留米・高良山へ退いています☆この高良山を本拠地にした南朝・菊池氏☆高良山は要害の地である為、大軍を要する今川軍も容易に攻める事が出来ませんでした☆が、この高良山の攻防戦の最中に菊池武光は死去したと云われています☆懐良親王の太宰府入城以来、約11年に渡り九州に覇を唱えた征西府は事実上崩壊します☆

菊池家の全盛期を築いた菊池武光、更には武光の子・菊池武政も相次いで亡くなり菊池家は弱体化…12歳で家督を継ぐ事になる菊池加賀丸☆まだ元服もしていない少年賀当主の座を受け継ぎます…☆
高良山からの撤退を余儀なくされ南下し肥後国へ☆菊池氏の本領、菊池へ北朝方の今川了俊は侵攻を推し進めていきますが…
今川了俊の目覚ましい活躍の裏では、鎌倉幕府以来、筑前国を支配をしていた北朝方の少弐氏が、筑前の支配権を今川了俊に奪われる事を恐れ、今川了俊に対し次第に非協力的な態度を取る様になります☆今川了俊も筑前を九州探題の直轄にすべく少弐氏を抑圧する方針を採り始めていきます…両者歯車が狂い出します…☆
肥後国侵攻を進める中で起こった『水島の変』今川側に起きた内紛です☆
往時の九州・有力守護だった大隅国守護・島津氏久、豊後国守護・大友親世、そして筑前国守護・少弐冬資の3名♪肥後国侵攻を激化させていく今川氏はココ、肥後水島に九州守護の3名を召集しています☆
召集されるも筑前守護の少弐冬資は一旦コレを拒みます…そこで今川了俊は少弐冬資を自陣で歓待するフリをして宴を催し、そのまま…謀殺しています…
結果的に、人望を失くしていく今川氏です…。この水島の変に島津氏は激怒し兵を退いて帰国☆大友氏も以降、中立の立場を取っていく事になります☆この事件により、島津氏・大友氏は半ば離反☆九州守護三人衆の協力が得られなくなっていく今川氏なのです☆

その後、今川了俊は九州守護大名達との関係性に悩まされる事になっていく訳ですが…。引き続き菊池氏を攻め立てていき続く『蜷打の戦い』更には『詫磨原の戦い』を経て今川が再び菊池の本拠に攻め寄せ、天授5年1379年の『板井原の戦い』時に亀尾城を拠点に、南朝菊池氏は戦いましたが、この台城は落とされ、更には菊池本城も陥落する事になっていきます…台城は菊池本城にとって先鋒なる城郭という場所に立地しています☆この台城を落とし次々に菊池外十八城を落としていったのでしょう…

菊池本城を落とし更に、その後には八代に籠っていた南朝勢を降伏させて九州平定を成し遂げています☆
長きに渡る南朝菊池氏🆚北朝今川氏の戦いにピリオドが打たれています☆

南北朝の合一後、今川了俊は敵方だった南朝方で菊池17代目当主・菊池武朝(幼名・加賀丸)に肥後の領主職を与えています☆以後の菊池武朝(幼名、加賀丸)は今川了俊に従い良好な関係を築いていく事になりますが、応永2年の1395年に今川了俊に上京の命が下り、突然九州探題の職を罷免されてしまいました…
この罷免は将軍・足利義満賀ほ九州の勢力を掌握した今川了俊の反乱を恐れた為と云われています☆その後、駿河国に戻って行く、今川家でした☆今川了俊の子孫が…そうです♪戦国時代の今川義元へと繋がっていく訳です♪

台城は古墳を取り入れた城郭にもなっています☆古来より変わらない地形を保ってきたという訳ですね♪南北朝時代、既に『古城』と呼ばれていて菊池の城郭の中でも早期の城郭だった☆この地域の字名に『城の上』『城の下』『城の前』『堀田』などの名前を残し丘陵地南側の麓の集落にも『東屋敷』『西屋敷』という地名も残っています♪

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