対馬藩お舟江

対馬藩お舟江([厳原城  寺社・史跡])

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対馬藩お舟江の口コミ情報

2023年11月23日 昌幸近江守晩秋リア旅


厳原城から南へ2㎞の河口部に「お船江」と呼ばれる藩の公用船のドックがあります。

造成は寛文3(1663)年。4基の突堤と5つの船渠からなっていましたが、左端の船渠は埋め立てられています。
突堤は大きさ高さを違えることにより様々な船が着船できて、なおかつ効率的に作業することが可能です。
また潮の満ち引きを活用し、満潮時には大型の船も入渠できる水深を確保していますが、干潮時に海水が干上がるようになっていて、船底部の補修を容易にできる構造になっています。
河口部に造成されたお船江は、河川からの土砂を海に排出する円弧状の導流堤が現存し、川と平行するように石垣を築いた防波堤もあります。

各藩に大なり小なりお船江が存在したかと思うのですが、ここまで大きくしかも当時の様子を感じられるものは少ないのではないでしょうか。対馬へ来たら外せない一見の価値ありの遺構です。

【写真の説明】
①河口からの入り口
②導流堤
③東側からの遠景
④バリエーションに富んだ突堤
⑤船底の作業ができるよう階段付きの突堤もある
⑥この船渠には石が敷かれている
⑦防波堤
⑧西側からの遠景

2023年06月23日 RED副将軍


豊臣秀吉による朝鮮出兵にも利用された軍港⚓️

オススメ度 ★★★★⭐︎

築造年代は不詳。
元々は1663年頃に対馬藩主の宗義真により築造された対馬藩の藩船格納施設と考えられてきましたが、国史跡の指定に向けた調査により、部分的に石積み様式が自然石を用いた「古式 穴太積み」が確認されたため更に古くから利用されていたことが判明。
1592年〜1598年の豊臣秀吉による朝鮮出兵の拠点として築かれた清水山城の石垣と同じであることから同時期に朝鮮出兵における港湾施設として利用されたと考えられています。
宗氏は、室町時代から朝鮮王朝との外交・貿易ルートを持っていたため、始まりは更に遡る可能性もあります。
その後、江戸時代に対馬藩により改修され、参勤交代や朝鮮通信使に随行する藩船を係留した施設として利用されました。

見所
厳原港の南に位置する久田川の河口部に築かれており、人工の入り江に長さ30m、幅5〜7mの石積みの突堤が四基現存しています。
五つの船渠があったとされ、一つの船渠は埋め立てられています。
正門、倉庫、休息の建物跡が残り、残存度は抜群です。

行き方は、厳原港から2kmほど南の久田湾にあります。県道24号から細い道を入いると案内板が設置されており駐車スペースもあります。
厳原城の一環としてオススメです。

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