舟手の石倉(非常倉)
舟手の石倉(非常倉)([勘次ヶ城 遺構・復元物])
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舟手の石倉(非常倉)の口コミ情報
2024年09月23日 陸奥守たろす
【舟手の石倉(非常倉)】
【所在地】
◆長崎県五島市富江町
【概要】
◆富江六代藩主運龍は町方、職人町、狩立に非常倉を設けて救貧に備えた。
その内の一つ町方に建てられたものである。
天保年代に建てられ町乙名古本藤兵衛、古本平四郎、町年寄の計らいで町積立金若干に乙名二名の寄付金若干両を加え、これを資金として粟五〇〇俵を購入し、町家の困難を申し出た者に春秋(正月、盆)二期にこれを貸し付、一俵につき粟五升の利息を付けて返済させた。
この石倉は、平成九年十二月に舟手町(恵比寿神社前)から移築した。
〈五島市教育委員会〉
◆と、現地の案内板に記されておりましたが…。
救貧に備えたんなら、領主たる者、蔵を開放して民に施すんちゃうんかい?と思った次第ですw
あと、お米じゃなく粟なんですね…
米と粟を同じように数えて良いのかは知りませんが、米の場合は1俵のたわらに入る米の量は4斗。1斗=10升なので、1俵=4斗=40升。
1俵につき5升の利息て…利息12.5%
利息制限法という法律では、10万円未満なら年利20%、100万円未満なら年利18%、100万円以上なら年利15%が利息の上限として定められているそうです。
年利ならば妥当なんすかねwww
【総評】
◆話それましたが、遺構としての感想は、富江陣屋石蔵と比べると規模感や石積みで見劣りするものの、「野面積みが好きです」って方には良いですし、離島に足を運んだんで歴史を+α楽しみたいって方は、勘次ヶ城の近くですのでついでに少し寄り道してはいかがでしょう。
【アクセス】
◆Googleマップでは「富江の石倉・非常蔵」と登録されてますので、富江の石倉で設定してくださいませ。
真横に若干のスペースがあります。
【オマケ】
◆石倉の眼前に朽ち果てた倉跡のような物でがありまして、勘次ヶ城の近くの集落内でも目にした物で、こっちの方が興味湧きましたが、調べきれませんでした…