成生館（成生城）

成生館（成生城）の口コミ情報

2025年12月07日 日和山


成生館

所在地 天童市成生
別名・別称 成生楯、成生城
分類・構造 平城
築城主 里見(天童)頼直
築城年 延文元年(1356)
遺構 土塁、空堀

最上直家の次男頼直が里見家の養子となり居館とし、永和元年(1375)天童古城に移り天童氏の初代となったとされています。その後は家臣成生伯耆守が館主となりました。

天正12年(1584)最上・天童合戦で成生氏は途中で最上義光方に寝返ったようですが、その後の成生氏や成生館については何も伝えられていないようです。

龍頭権現の社がある南東隅の土塁と堀が残されています。土塁の麓に立派な楯跡碑と案内板があり、駐車スペースにもなっています。案内板にある頼直が隠居後に戻った保福寺跡の観音堂は見つけられませんでしたが、北側の押切川の堤防からは、館の範囲がなんとなく分かりました。

写真1 土塁と堀
写真2 楯跡碑