おかこい山
おかこい山([中津城 遺構・復元物])
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おかこい山の口コミ情報
2022年07月27日 【猛】源九郎豊前守牛若丸
現地の説明板によると、九州の城で惣構の土塁が残っている箇所は現在(2014年版)のところ確認されていないそうです。
「中津市の中近世城館」によると、土塁内部は土と石の層が互層に堆積している様子が窺え、人為的につき固められたと考えられる土質の固い箇所を内包していたとありました。
この箇所の土塁が他地点のものより規模が大きい理由は、南西方向からの侵入防止や、川に近い位置関係から洪水対策などを目的としたものと考えられるそうです。
また構築された時期としては、戦時を強く想定した可能性が高く、黒田期か細川期に存在したことは間違いないと考えられているみたいです。
それで上記の点を考えると、構築されたのは黒田期ではないかと個人的には思いました。黒田氏が豊前に転封された時は、国人衆の多くから歓迎されておらず、反乱も多かったので、そうしたものを警戒しつつ中津城を築城しなければならなかったと思うので、おかこい山を構築して防備を固めつつ城を築いたのではと思いを馳せることが出来ました。
現在の中津城は本丸が城として整備されていますが、このおかこい山を見学すると本来の城跡の広さを実感出来ます。近くには空地もあるのでそこに少しの時間駐車して見学出来ました。