副城
副城([佐田城 周辺城郭])
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副城の口コミ情報
2023年12月25日 RED副将軍
切り立った二重横堀が見事な隠れた名城🏯
オススメ度 ★★★★★
副城(そいじょう)と読みます。
築城年代は不詳。天文年間(1532年〜1554年)に副但馬守により築かれたと云われます。
副氏は、但馬国出石の城主であったとされ、九州に下り戦功により拝領した豊前国院内で構えたのが副城とされますが定かではありません。
副氏は大友義鑑に服従していましたが、妙見嶽城の田原紹忍が大友宗麟に諌言したことにより、1581年に大友氏家臣の大津留左京進が副城に攻め寄せ、城主の副宗澄は自害したとされます。
見所
恵良川東岸の舌状台地先端に築かれています。
最高所の主郭は西を除く三方を高土塁で囲み、北側は二重堀切で遮断、東側に虎口が開口し北側下の二郭の東側虎口に繋がっています。
主郭東下が二重横堀で最大の見所で深く鋭い横堀が二重で巡り、その先には畝状竪堀群が残ります。
二郭は主郭より広く、南東に一段高い土壇、北西に腰郭、北東に帯郭が敷設されています。
二郭の北下にも二重横堀があり、石積みの井戸も認められます。
行き方は、道の駅いんないを目標に設定。南側の平成の森公園が城域です。
道の駅から歩ける距離ですし、公園周辺の路肩に駐車もできます。比高は約40mで整備もされているので手軽に素晴らしい城郭遺構を見ることができます。
2022年04月24日 【猛】源九郎豊前守牛若丸
「日本城郭大系」では[上副城]として紹介されていました。城跡位置は不明ながら[下副城]という城もあるようなので、その城と区別するために[上副城]として表記されていたものと思われます。
「大分の中世城館」では城山として紹介されていた山の主に北側から東側、そして南側にかけて遺構がしっかりと残っています。
北側から登城するなら院内道の駅の駐車場に、南側から攻城されるなら平成令和の森スポーツ公園の駐車場に停めることが出来ます。どちらも無料の駐車場です。
城山の比高やその周囲の開発され具合を考えるとここまで遺構がしっかり残っているんだ?!という驚きを隠せない山城です。
宇佐市には代表的な土の城として光岡城がありますが、その光岡城以上に『The土の城』という感じです。土城好きの方は必見だと思います。
石垣もなければ、まして櫓等もありませんが、土で成ると書く城の成立ちが分かる城です。ここを訪れると土の城に魅了されるようになるかもしれません。
山登りの装備も必要なく、全体を見学するのに40分もかからないと思います。もちろん夏場の場合はそれなりに準備が必要かもしれません。
近くを通られる際はお立ち寄りください。
ちなみにこの副城の近くに院内中学校がありますが、地図を見るとそこに院内町山城という地名が載っています。ひょっとしたらその辺りに下副城があったのかもしれません。
2022年04月18日 龍馬太閤【備中の麒麟児】
大分県の宇佐市にある【副城】♪西に恵良川を天然の堀として北西部に大副城、南東に潰山城、更には田口城と城郭が密集したエリアに城郭は存在します♪北側には妙見嶽城(過去口コミ済み)も聳えます♪
この副城は南側からの低山から北に伸びた台地上の先端部に立地しました☆
築城年代は不明ですが天正年間頃に築城されたと云われます☆戦国時代ですね☆
正に戦国時代の城郭に相応しい縄張りを持ち合わせているんです♪
築城主は但馬国出石の城主を務めていた副但馬守☆何故ここに?はイマイチ解らずじまいですが豊前国の院内に流れていて、この副城を構え豊後国・大友義鑑に仕えました☆
副但馬守を継いだ子、副越中守は但馬守宗澄と名を改めていて領民に慕われる様な善政を敷きましたが妙見嶽城主・田原紹忍が主君である大友宗麟に諌言し天正9年(1581年)大友軍は副氏を攻め揚げ但馬守宗澄は自刃して果ててしまいました…
現在公園化されていますが、残る遺構は明瞭にシッカリとその存在感を今に残します☆
連続畝状竪堀群、二重に掘り込まれた横堀、堀切、土塁、虎口に鋭い切岸♪
主郭には副氏の墓所も残ります☆
お手軽に行けてコスパ最高なのにこの素晴らしさ☆副氏が築いた会心の城郭☆
大分県に行かれた際は絶対に行って欲しい城郭の1つです☆損はさせませんよ〜☆
2020年10月13日 戸次豊前守紹運亮幸盛
道の駅いんないのすぐ南にあります。専用の駐車場はありませんが、道の駅の他にも上に運動公園があるのでそこにも停められると思います。城の規模は小さいですが、横堀、竪堀、堀切、土塁、切岸と山城(土城)を楽しめます。おすすめは本丸の東側(南東側)です。道の駅側の階段から上がって行くと遺構は横堀くらいのような感じですが、その道を本丸の周りをぐるりと行くと竪堀などが現れます。綺麗に整備されてて見やすいし、入口まで駐車場から3分くらいなので、気軽に楽しめます。