新城山城

新城山城([岩門城  周辺城郭])

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新城山城の口コミ情報

2026年09月29日 龍馬備中守【】


福岡県那珂川市の西隈にある【新城山城】♪
那珂川市は福岡県西部にあり、南部を背振山地に囲まれ、その山地を源とする那珂川が市域を南北に貫流しています♪古代は奴国の都であったと考えられ、南北方向に細長い交通・生活空間が形成されている地域でありました♪今回の新城山城は、その那珂川の西岸の南北に延びる、細長い丘陵の北端(標高59m)に築かれた城郭であります♪
北へ向かうと福岡平野方面へ向かう事ができ、南へ向かうと那珂川上流・背振山地方面へ、更には佐賀平野へと繋がります♪那珂川流域の交通・集落空間を、側面から監視できる位置なのであります♪

築城年や城主等は不明です。が、戦国時代は『筑紫氏の城であったと推定される『隈本ノ城』=新城山城ではないか?』という説があります。これはあくまで断定されておらず、文献や地名・遺構から推定された一説となります。エリアは筑紫氏の領有する場所となっています。
この筑紫氏の出自ですが、鎌倉時代から代々、筑前守護だった少弐氏の一族という説や、その少弐氏と結んだ足利直冬、足利尊氏の子孫という説、筑紫野市にある筑紫神社の神官という説などがあります。家紋は目結紋で少弐氏と同じで、少弐氏と行動を共にしてきた事から『少弐恩顧の者』とも呼ばれていました。

室町時代から、少弐氏は周防国に勢力を持つ大内氏と戦い続けていました。しかし戦国時代に入ると、少弐氏の主軸として戦っていた筑紫満門は、大内氏の圧迫に耐えきれず、降伏して少弐氏から離反しています。

この筑紫満門の時代に、基山から鳥栖市にかけての脊振山地東側を地盤にしていましたが、大内氏の傘下に入ると、徐々に東肥前に勢力を拡大して、この頃に鳥栖市の脊振山地の麓に、強固な本城である勝尾城を築いています。

筑紫氏は主家をたびたび変えていて、大内氏が衰退すると、豊後大友氏の傘下へ、筑紫惟門の時代には、大内氏を滅ぼした毛利氏について大友氏と戦い、撃破しています。しかし、毛利氏が北部九州から撤退した後は、再び大友氏へ。
が、徐々に肥前で勢力を伸ばしていた龍造寺氏と通じ、大友氏に反旗を翻しています。筑紫広門は、大友方である那珂川市南面里の鷲ヶ岳城を落とし、天正13年(1565年)に宝満城をも奪いました。『※この頃に、筑紫氏の持ち城となったのが、新城山城かと思います』ところがその翌年には、またもや大友氏に付き、遂には北上してきた島津氏と戦うという筑紫氏でした。
結果的に筑紫氏は島津軍に敗れますが、豊臣秀吉の九州平定に加わり、筑後国八女に1万8千石の領地を与えられています。しかし、関ヶ原の戦いで西軍に属したため改易となり、領地を取り上げられます。その後は、大坂の陣で功をあげて江戸幕府の旗本となり、幕末まで存続しています。


城郭は単郭式で、主郭、土塁、横堀、竪堀、堀切、虎口が残ります♪特徴として、丘陵先端を利用したコンパクトな防御城という印象です。
横堀は中々鋭く残っていました♪
北側へ張り出した丘陵の先端を城にしているというのは、北側の福岡平野、また眼下の街道監視という顔を持つという事なのでしょう♪

また、近隣の城を街道沿いに並べると北側から
1、新城山城(福岡平野の監視)
2、老林城(街道監視)
3、岩門城(筑紫氏の福岡平野に向けた本城)
4、猫嶺城(峠を抑えた城)
5、鷲ヶ岳城(規模感からかなり重要な城だが、元々は大友氏の城)
6、一ノ岳城(筑紫氏の詰城)
と、那珂川流域の戦国城郭ネットワークとして考えていくとかなり面白いです♪特に『筑紫氏の城数之覚』に出てくる城と、現在残る城跡を照合すると、筑紫氏が那珂川流域をどう押さえていたのか?が見えてくるようで面白かったです♪

2022年04月03日 大内周防守毛利


筑紫氏の持ち城「隈本ノ城」に推測されます。

丘陵の先端部分に城郭が築かれており、土塁や横堀、竪堀が巧みに使われています。現在でもかなり遺構が残っています。主郭部分には古墳がありますが、石室は崩落しています。「福岡県の中近世城館跡Ⅱ」では南の堀切までを城の範囲としていますが、その南側の尾根には綺麗に平坦にされており、また堀切の南側にも土塁状の盛り土があることからその範囲まで城域が及んでいた可能性があります。尾根を横切るように道路が通っているところが城の南端の堀切跡と推測されます。

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