堂ノ山砦
堂ノ山砦([大宰府 周辺城郭])
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堂ノ山砦の口コミ情報
2022年06月24日 大内周防守毛利
堂ノ山砦(どうのやまとりで)は天拝山の北側の尾根の先端に位置しており、天拝山山頂の天拝山城と飯盛城と合わせて「武蔵ノ城」と呼ばれていました。堂ノ山砦は天拝山城と同じく筑紫氏の城砦とされ、城主は不明です。
堂ノ山砦は尾根の先端の一段高まったところに主郭があり尾根続きとなる南側には土塁が設けられ、平入虎口が南側の真ん中にあります。他に虎口が南東側に折れ曲がって侵入する道と白瀧稲荷大明神からスロープ状の通路から主郭に入る道がありますが、当時のものかは定かではありません。
主郭の南側には堀切が1つ、土塁を構築し横堀としたものが2本あります。主郭の西、北、東側には帯曲輪が設けられ、いずれも土塁を構築し、横堀としたものがありまります。西側の土塁の基壇部分や主郭の切岸の裾に石積みが見られますが、城砦に伴う遺構がどうかは分かりません。城郭の北西には竪堀が1本あります。
アクセスは天拝山登山道の途中にある石楠花谷の手前に川を渡る橋があり、そこを通って尾根に登ると城の南側の堀切にでます。また御自作天満宮から裏山の階段を登ったところが白瀧稲荷大明神となり城郭域になります。御自作天満宮は天正14(1586)年に島津軍の兵火にあったことからこの砦も落城したものと推測されます。
写真
①南側の横堀
②南側の堀切
③主郭
④主郭の土塁と虎口
⑤竪堀
⑥主郭西側から見た土塁
⑦主郭下の石積み
⑧北側帯曲輪の土塁と横堀