竹生島城

竹生島城([益富城  周辺城郭])

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竹生島城の口コミ情報

2025年03月09日 龍馬備中守【】


福岡県嘉麻市の西郷にある【竹生島城】♪
城郭の場所は現在は竹生島神社のある、独立丘陵地となっています♪嘉麻は場所柄、古代より九州交通の要衝地(秋月街道と日田街道が交差する場所)となっていて、歴史的にも多くの出来事が起こっている場所でもあります♪
今でこそ嘉麻市になっていますが、この場所は古くは碓井と言う地名で、平安時代の辞書『和名紗』には、既に筑前碓井郷として、その名があります♪和銅4年(711年)頃より、碓井郷は観世音寺に寄進され『封戸郷』と呼ばれ、徐々に荘園化されていったと考えられています♪
当地、西郷内には、条里を示す字名として、
西郷付近に一坪・二坪・三坪、下臼井付近に三十六などの地名が残り、碓井封戸は荘園化していたことが分かります♪また碓井封戸に接する荘園として、桂川町土師には永観2年(984年)頃から安楽寺領となった土師荘があり、八王寺を境にしてしばしば、紛争が起こっています♪

保安元年(1120年)以前に観世音寺は奈良の東大寺の末寺となり、年貢米も奈良の東大寺に送られる事になっています♪この年貢米ですが、碓井から船で遠賀川を下り、河口まで運送されたものと考えられています♪暦応4年(1341年)に碓井封戸の梶取乙王丸が東大寺に提出した碓井年貢米に関する起請文には、年貢米船が、瀬戸内海の舞洲沖で海賊と交戦した苦労が記されています。
まぁまぁ〜♪碓井封戸近辺は、寺院が大きな力を持っていたという訳なのです♪

鎌倉期の碓井封戸についてですが、寛喜3年(1231年)、東大寺衆徒が末寺観世音寺や碓井封戸以下の寺領を請うた文書に、地頭が年貢運上を妨げたり、土民が年貢を出す事に抵抗した記録があります。いつの時代も、税金は嫌でありますwかくして碓井封戸でも地頭の荘園領地化が進み、農民も消極的な抵抗を行ってはいます。東大寺にとって、碓井封戸の年貢は、重要な収入源でありました。不思議なのが、鎌倉期以降は武士の荘園侵略が強くなるタイミングでありますが、碓井封戸に関しては、まだまだ、寺領が幅を利かせた時代なのでありました。

南北朝期の争乱に入ると、碓井封戸は、暦応4年の梶取乙王丸の起請文を最後に、東大寺文書や他の文書から全く見られなくなる事から、これ以後は碓井封戸が東大寺の支配から独立したと思われます。やっとこさ、武家の社会が華開いていきました♪

文明10年(1478年)碓井駿河守資重が周防・大内政弘から早良郷の領地を与えられていて、南北朝期から戦国期以前に、碓井封戸を東大寺領から脱却させたのは、恐らく碓井氏と思われます♪

戦国時代には長らく少弐氏の支配を受けていた碓井の地は、嘉吉2年(1442年)千手・馬見の戦の後、大内氏の支配を受けています。
しかし、応仁の乱の後は少弐氏と結んだ宗氏の影響が強くあったとされ、碓井地域は文明元年の頃は宗貞国の支配下にあったと考えられています。さらに文明10年には、大内政弘は碓井駿河守資重に領地を与え、天文4年(1535年)大内義隆が太宰府天満宮月次連歌結番を定めた中に、嘉穂地方の豪族の中に碓井験河守の名があります。
その後、大内氏滅亡後の碓井の地は、豊後・大友氏と薩摩・島津氏と組んだ秋月氏の攻防が繰り広げられました。島津氏が耳川の戦いで天正6年(1578年)に大友氏を破った後に、秋月氏の支配下となっています。

さて、竹生島城ですが、詳細不明であります。天正15年の豊臣秀吉による九州征伐の後に、島津氏が降伏すると、この地は小早川隆景の地となり、竹生島城の直ぐ西の金毘羅山(琴平山)にある日野山城に、家臣である日野左近を配置しています。

現在、城跡にある竹生島神社ですが、元禄16年(1703年)近江国から勧請したと伝わります。竹生島神社がある削平地を主郭として、西側背後にある高まり(前方後円墳)を取り込み、櫓台の様にして、空堀を巡らせています。

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