犬鳴御別館

犬鳴御別館([笠木城  周辺城郭])

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犬鳴御別館の口コミ情報

2023年11月21日 昌幸近江守晩秋リア旅


福岡藩が最後に築いた城ともされる犬鳴御別館。
外国の脅威が増した幕末、家老の加藤司書が有事の際の藩主の逃げ城として、山に囲まれた犬鳴地区に目をつけ慶応元年(1865)に建設を始めました。
徳川治世の揺らぎの影響は福岡藩にも現れ、天皇親政を目指した「勤皇派」と幕府を補佐していく「佐幕派」の対立がありました。加藤司書は勤皇派で、佐幕派から「この館は藩主を幽閉するためのもの」と疑いをかけられ、ついに藩主黒田長知は加藤司書はじめ勤皇派24名を処刑しました。
その時犬鳴御別館は建設途中でしたが、犬鳴御茶屋と名を変え翌年完成。
藩主長知が明治2(1869)年に一度だけ訪れました。館はその後荒廃が進み、明治17(1884)年の暴風雨で倒壊してしまいました。

当時の絵図によると、最上段に館、下側に6つに区画された平地となっていて足軽長屋・武器庫・トイレ・お宮様などがあったそうです。
現在残されているのは館周りで、大手と搦手門跡と庭の池跡が確認できます。

桜の木がたくさんありましたので、春は城跡との素晴らしいコラボが拝めるかも。たぶん桜の隠れスポットですよー。
是非訪れてくださいませ。

【写真の説明】
①大手口
②大手口の前には番所があった。
③池は石垣で囲まれていた。
④崩れてしまった石垣
⑤搦手口。石段が確認できる。
⑥搦手口石垣
⑦館全景
⑧登城路脇に埋まる石積み。長屋のあった区画の裏込石か?

2023年04月30日 龍馬太閤【備中の麒麟児】


福岡県の宮若市にある【犬鳴御別館】♪犬鳴連峰の深い谷間(犬鳴谷)にある福岡・黒田家の別館となります♪現在は犬鳴ダムの北側に居館跡は存在します♪

『福岡者海岸故 攘夷之時也或ハ長防御征伐ニ付而者 英夷加担致すべき間 海岸之城ハ 不都合とて 右様犬鳴山え別館取立候』と残り、幕末期にマシュー・ペリーが黒船で浦賀へ来航以来、この日本国には緊張が走りました☆長きに渡る徳川幕府の鎖国政策により日本へ平和をもたらしたと同時に、異国人の来航と共に慌てふためく事となりました☆徳川幕府の異国人への対応は?諸藩も注目した大きな出来事です☆

不安定な外部環境で元治元年(1864年)に福岡藩・黒田家の家老、加藤司書の推挙により国内外に対する防備の為に、有事に備えて築城されたのが、この犬鳴御別館となります♪

明治初期まで使用された、この別館には石垣が残されています♪犬鳴御別館には御殿、城外には足軽詰所・宝蔵・火薬蔵などがあったとされていて、犬鳴に入る各峠に番所を築き犬鳴在住の足軽を配していました♪犬鳴御別館は城郭要素を取り込んだ居館と言えます♪

2020年10月27日 戸次豊前守紹運亮幸盛
別館の手前300メートルくらいに金網があり、そこに車を停めまれます。金網の両サイドの隙間から歩いて入って行き、ヘアピンカーブのように曲がって行くと別館跡が見えてきます。遺構は石垣だけですが、この石垣が素晴らしいです。向かって右が入口(虎口)でしょうが、左奥にもあります。中央の石垣は破却されたような感じですが、どこにも持って行かれず残っています。奥のやぶの中にも小さめの石垣があります。県道からの道は一方通行なのでご注意を。

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