三日月山(陣山)

三日月山(陣山)([立花城  周辺城郭])

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三日月山(陣山)の口コミ情報

2024年08月14日 龍馬太閤【備中の麒麟児】


福岡県の福岡市東区と糟屋郡新宮町、久山町に跨る様な形で、立花山城の南側に【三日月山城塞群】が存在します♪東西に伸びる尾根上には凸凹ピークが存在して、それぞれのピーク(最大標高272m)に砦(大きくは4つに分かれる)を構えています♪因みに、立花山城とは尾根で繋がっています♪

三日月山城塞群ですが、不明な点が多いです♪立花山城の支城群の1城と見るのが一番かなぁ?とは思いますが、この南側には多々良浜があります♪南北朝時代には、足利尊氏VS菊池武敏が争った『多々良浜の戦い』がありますが、戦国時代の永禄12年(1569年)立花山城を巡る攻防戦として、大友宗麟VS毛利元就が争っています。元々、1550年代から大友氏と毛利氏は豊前、筑前の二カ国を巡り度々戦いを繰り返してきました。(門司城の戦い)一度は室町幕府第13代将軍・足利義輝の仲介によって講和するも、永禄10年(1567年)秋月種実が毛利元就の支援を得て旧領回復の兵を挙げた事で、再び緊張状態が続きました。大友宗麟は挙兵した秋月種実と、これに呼応した大友氏の重臣・高橋鑑種を討伐に向け、戸次鑑連(道雪)、臼杵鑑速、吉弘鑑理の三家老に兵を与えて攻めさせましたが、休松の戦いで秋月勢の奇襲を受け、敗北しています。これにより筑前、筑後国衆が動揺し、特に筑前の大友方の重要拠点である立花山城の城主・立花鑑載が叛旗を翻した事で、大友勢は劣勢に立たされています。
毛利元就はコレを好機と援軍を送り、大友勢を筑前、豊前から駆逐しようと動き、大友勢は戸次鑑連ら3人の家老がこれを防ぐ為に、永禄11年(1568年)より毛利方の重要拠点となった立花山城に攻め寄せました。およそ3ヶ月に渡る攻城戦の末に、内応者の出た立花山城は陥落し、立花鑑載は自害。しかし、毛利元就も次男・吉川元春、三男・小早川隆景、重臣・宍戸隆家らを送り込み、肥前の龍造寺隆信と連携し大友方への圧力を強め、翌永禄12年(1569年)立花山城に攻め寄せます。一方の大友宗麟は叛旗を翻した筑前国衆の秋月氏を攻め、筑前国衆の動揺を鎮めようと動くも、その間に立花山城は再び陥落して毛利元就が押さえます。
立花山城を失いながらも筑前国衆の動揺を抑えた大友勢は、立花山城を再奪還する為に立花山城に迫り、一方の吉川元春ら毛利勢も城から打って出て立花山城の南側の多々良川付近で相見える事になっています。
結果的には1550年代から10年以上に渡って続いた大友氏と毛利氏の筑前・豊前における覇権争いは、大友氏が勝利する事で幕を下ろすのですが…多々良浜の戦いに見る様に、立花山城を拠点とした攻防戦が何度も行われている事から、立花山城が筑前にとってどれだけ重要だったか?という事が分かりますね。

余談ですが北部九州において、畝状竪堀群が非常に多い理由としては、間違いなく中国地方から度々侵攻に来ていた、大内氏、毛利氏の影響ですね♪

三日月山城塞群の歴史は不明な所ばかりですが、案内板には永禄年間(1558年〜1570年)頃に立花山城の出城として高橋三河守鑑種が守備をしていたとあります。
大友方が入ったり、毛利方が入ったりする事で、あれだけ巨大な城郭(立花山城)に三日月山城塞群(東西総延長3キロ)が形成されたのでしょう♪筑前国続風土記には、『立花山の南の方、立花山につづきたる山を鑑種陣といふ』と記されていて、立花山城が主城であり、三日月山城塞群は出丸、砦という事になります♪
三日月山山上の尾根を削平する事で多数の郭を造り出し、連続させています♪
個人的には、立花山城を落とす為に築かれた城塞群だったらとも思いましたが、やっぱり立花山城の支城群なのでしょう♪この南側、三日月湖を挟み城ノ越山城砦群が対峙します♪コチラの方が、対立花山城には合っているかな〜?因みに三日月山は、陣山とも呼ばれています♪

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