松尾城
松尾城([佐川城 周辺城郭])
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松尾城の口コミ情報
2024年01月05日 RED副将軍
尾根をザク切りした様な12連続堀切がエグい佐川氏の居城🏯
オススメ度 ★★★★★
築城年代、築城主等の詳細不詳。
南北朝時代に南朝方の佐川四郎左衛門の拠点でした。築城主ともされますが定かではありません。
1340年に佐川氏は北朝勢と戦い敗北。更に津野氏に攻め寄せられて落城し佐川氏は没落しました。
その後、津野氏の縁者であり佐川氏一族でもある中村信義(佐川信義)が城主となり津野氏の前線基地となりました。
1571年、勢力拡大した長宗我部元親に降伏し、中村信義は隠居。長宗我部氏重臣の久武親直が中村信義の養子となり家督を継承し城主となりました。
しかし城内の水源確保が難しかったことから、新たに佐川城を築いて居城を移し廃城になったとされます。
見所
松尾八幡神社の背後に聳える標高202mの山陵に築かれています。
山頂の主郭と南西峰の二郭を中心として南東、北、南西の各尾根筋に郭群を展開した縄張りです。
南西峰の二郭には巨大な物見岩と西から南側面にビッシリと畝状竪堀群が認められます。
最大の特徴は、南東尾根であり12条の連続堀切で撤退的に防御線を張られており、尾根先端部にも郭が配されています。
主郭から北尾根にも連続堀切と小郭群が連なります。
縄張り萌えで訪城しましたが、南東尾根の大半が下草に覆われていました。冬期に再訪をしたい山城です。
行き方は、南側麓の松尾八幡神社を目標に設定。案内板があり背後に登山道が付けられています。比高は約110mで20分程度で辿り着きます。
写真
①②南東尾根の多重堀切
③北尾根の多重堀切
④主郭の土塁
⑤⑥⑦二郭側面の畝状竪堀群
⑧物見岩