大曲城
大曲城([四十二館 周辺城郭])
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大曲城の口コミ情報
2021年06月08日 【配龍】沼田乃豆腐屋
大曲城は丸子川の北岸に築かれた平城である。宅地化等により規模や構造は不明瞭である。唯一の遺構は、八幡神社が祀られている土塁、通称『八幡土塁』と呼ばれるものである。高さ4~5mの土塁上が参道となっており、約100mの長さがある。
参道の途中には(城とは直接関係ないが)、江戸時代に土中から掘り起こされた『石造五重塔(秋田県指定文化財)』がある。
また、『大曲城』の標柱は八幡土塁の南東約300mの丸子川沿いにある。いかに規模が大きい館跡だったかが分かる。
戦乱期の大曲地域において勢力をふるった前田氏が居城した中世城館である。二代・利信は、角館城を拠点として仙北地方一帯を支配した戸沢氏の家臣として、天正7年(1579年)に安土城で織田信長と対面して鷹を献上するなどして、所領地を安堵されたという。天正10年(1582年)に、前田氏は仇敵であり、由利地方において勢力をふるっていた赤尾津氏・羽川氏の連合軍に急襲され大曲城は落城した。その後、大曲城は天正18年(1590年)に豊臣秀吉の支城破却令によって廃城になった。