広瀬陣屋
広瀬陣屋([月山富田城 周辺城郭])
月山富田城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「広瀬陣屋」の地図・口コミがご覧頂けます。
※「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。
広瀬陣屋の口コミ情報
2025年05月05日 しんこう
松江藩の支藩・広瀬藩の陣屋
【所在地】島根県安来市広瀬町
【指定史跡】なし
【遺構】石垣、土塁
【歴史】広瀬藩は松江藩主松平氏の支藩として寛文6年(1666年)に創設されました。初代藩主は松平近栄、以後明治4年の廃藩置県まで松平家が10代にわたって領しました。嘉永3年(1850年)に8代藩主松平直寛が幕府から城主格に認められた際には規模を大きく拡張し諸施設が整えられたそうです。明治維新の後も藩邸の本館部分は役所として使用されましたが大正4年(1915年)に発生した広瀬大火により焼失しました。(現地「広瀬藩邸跡」説明板より)
【感想】現在は広瀬小学校、地域センター、体育館などの施設になっており、わずかに残る石垣や土塁、広瀬小学校の敷地に鈴木家老庭園など往時の遺構はほとんどありません。かつての広瀬の町には古い家屋や吉田酒造さんなど城下町の面影を残します。飯梨川を挟んだ東岸には名城・月山富田城が聳え、尼子氏にまつわる名所旧跡も多数あり、あわせて行かれると楽しい一日になりそうです。
【案内】地域包括支援センターの北側駐車場に車を停めさせて頂いて周辺を散策しました。この駐車場そばに「広瀬藩邸跡」の見取り図付の説明板があり、散策前に目を通しておくとイメージがわくと思います。
【写真】
①地域包括支援センター門脇にある石碑
②地域包括支援センター北西にある説明板
③陣屋の中央部は地域包括支援センターがあります
④広瀬清水街道。広瀬藩が創設されたことにより、参勤交代のために整備されたそうです。
⑤鈴木家老庭園。広瀬小学校の敷地内にあり、道路からの撮影
⑥陣屋の西側は一段高くなっていて、往時は板塀や土塀などで仕切られていたのでしょうか。
⑦城下町を散策、島根の名水。藩邸の北西御山に藩主が使用していた井戸水がお茶の水として大事に利用されてきたそうです。近年、城下にある吉田酒造隣に井戸を掘り地下岩盤より湧き出す豊富な純良水を確保し、206年間藩主の使用した当時の井戸水を復元したそうです。
⑧銘酒月山で知られる吉田酒造さん