城名樋山城
城名樋山城([三刀屋氏城館 周辺城郭])
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城名樋山城の口コミ情報
2022年07月25日 土支田大膳大夫
城は城名樋山(きなびやま)山頂に築かれている。
主郭を山頂に構え、北の尾根と西の尾根に数段の曲輪を構える。北の尾根には堀切が4重に穿たれており、尾根で繋がっている妙見山との行き来を遮断している。また、西の尾根にも堀切が穿たれ、周辺には数状の竪堀が確認できる。
北の妙見山にも削平地があり、古代山岳寺院跡と言われるが、古城とも考えられているようである。妙見山山頂に主郭を構え、南の斜面や尾根筋に数段の曲輪が構えられている。
城は明らかに中世城郭であり、神話とは立地以外は無関係である。だが、中世の歴史は不明であるため、ここでは『出雲国風土記』に載る歴史を記す。
「因幡の白兎」の後、八十神(やそがみ、大穴牟遅神の兄弟神、因幡の白兎に嘘の治療法を教えた神)は八上比売(やがみひめ、因幡国八上郡の女神)に求婚していた。しかし八上比売は八十神に対して、大穴牟遅神(おおなむちのかみ、出雲大社の祭神、以下大国主神)と結婚すると宣言。そのため大国主神は兄弟神の八十神に殺されてしまう。その後、大国主神は根の国で素戔嗚尊(すさのおのみこと、八岐大蛇を退治した神)の試練を乗り越え地上へ戻る。この時に大国主神は素戔嗚尊の娘の須勢理毘売命(すせりびめのみこと、大国主神の正妻)を娶り、素戔嗚尊から太刀と弓矢を貰った。そして地上へ戻ると、大国主神は八十神を退治するべく、城名樋山(北の妙見山とする説もあり)に城(き)を築いた。そして、大国主神はこの城と素戔嗚尊からの太刀、弓矢を使い、ついに八十神を追い払った。
2022年07月18日 ビーンズマン左兵衛督
城名樋山城は、雲南市役所の裏山の城。
出雲風土記に載っている山とも伝えられる。
山の裏手、浄化センター前に道路がつづいており、車でも軽自動車くらいなら頂上付近まで上がれる。駐車場もそこにある。四重の堀切が見物。
整備されていて気軽な気持ちでも登りやすい。