三刀屋じゃ山城
三刀屋じゃ山城([三刀屋氏城館 周辺城郭])
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三刀屋じゃ山城の口コミ情報
2024年06月05日 RED副将軍
360年以上に渡り当地を治めた三刀屋氏の旧居城🏯
オススメ度 ★★★★⭐︎
築城年代は不詳。三刀屋氏により築かれたとされます。
三刀屋氏は、清和源氏満快流で信濃源氏の祖とされる伊那氏の系譜と云われます。承久の乱で活躍した諏訪部扶長が1221年に出雲国三刀屋郷の地頭職を与えられ下向し土着。諏訪部為扶が三刀屋氏と称し、居城として築かれたのが三刀屋じゃ山城です。
その後、三刀屋氏は360年以上に渡り当地を治めましたが、戦国時代になると支城であった三刀屋城(城山)に居城を移したと云われます。
見所
標高242mのじゃ山の山頂部に築かれています。
山頂一帯が主郭部であり周囲は鋭い切岸が巡り、主郭、二郭、三郭は堀切で区切られ城外側を削り残すことで土橋が架かっています。
城域の南端、東端、北東端はいずれも二重堀切で遮断。
西側は三重堀切となり外側の二条は畝堀となっていますが、風化により判別が難しいほど薄くなっています。いずれにせよ出雲では非常に珍しい譜勢です。
かなり技巧的な縄張りであり毛利氏による改修があったとの指摘もあります。
行き方は、城域南麓登城口があります。登城口まで舗装された林道が付いています。比高は約150mです。
城名の「じゃ山城」は一説には「城山(じょうやま)城」が訛ったものと云われます。