しなの館
しなの館([小野城 周辺城郭])
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しなの館の口コミ情報
2023年05月04日 気分爽快豊後守
登城困難なだけに、遺構もしっかり残っているらしいので、雪解けを待って攻城してきました。神社の鳥居を抜け祠までは道もしっかりしてましたが、そこからは急坂を直登り。途中へこたれそうになりながらもなんとか登りきり、日暮までの時間が迫る中、急いで見学してきましたが、時間をかけてゆっくり回りたい城です。道がないので、山登りアプリとともに行かないと、遭難するかもしれませんので、要注意です。
①林道の切れ目に見つけた竪堀から登る
②竪堀は堀切となり、その横に畝状竪堀あり
③五重堀切の主郭寄りが最も深い
④西側尾根に連なる堀切
⑤最後の堀切も深い
⑥なんとか三重堀切をフレームに収めてみた
⑦南斜面には畝堀が連なる
⑧東側尾根も規模は小さいが堀切あり
2021年10月29日 【配龍】沼田乃豆腐屋
◎役内川中流域の左岸、神室山塊から北方向に伸びた支尾根先端ピークに築かれた山城。
◎縄張りは頂部に構築された主郭を中心に北方向に展開され、北側の突端には北郭が設けられ、南側稜線を五重堀切で遮断して城域を区画している。両郭間は急傾斜の痩尾根で繋がっていて、途中の尾根を二重堀で遮断し、導線は東側側面を迂回して主郭―北郭間を繋いでいる。
◎見所は主郭東側斜面に敷設された28~29条の畝堀竪堀群で秋田県内で見られるものとしては最大である。また、南側稜線を断ち切った五重堀は長大な竪堀を伴ったもの。1条目の堀切は南西側に廻り込む横堀に変化し、南西側の斜面を5条の竪堀で刻んでいる。
◎しなの館の城主等、歴史については不明である。遺構的には小野城と似た要素が多く、小野寺氏の境目の城として構築された城の1つであったのではないかと考えられる。
《2021年10月25日登城》
☆麓の野中集落のリンゴ店の方に伺うと、幼き頃はよく友達と一緒に、おにぎりを持って山頂(主郭跡)まで遊びに行ったそうです。当時は木も低く、遠くの村が見渡せたが、現在は薮が深く、行くことは全く無くなったとのこと。
☆集落にある鳥居をくぐって山中へ。つづら折りの山道を登ると、程なく祠が見えてくる。その祠の後から薮を約100m直登りすると稜線にたどり着く。そこが北郭となる。城内に入ると稜線沿いに歩けるが、それ以外は薮が酷いため、GPSトラックログは必須である。さらに、クマ鈴、蚊取り線香等も忘れてはいけない。
☆以上を踏まえた先には素晴らしい遺構がまっています。見所たくさんで、8枚の写真以上にお伝えしたいところがたくさんあります!
☆香川元太郎先生の『ワイト&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 戦国の城』にも、しなの館のイラストが掲載されています。
①北郭の北西側にある土塁
②北郭と主郭の間にある二重堀切の1条
③主郭跡にある太平山神社(移転済)祠跡。雪の重みで潰れてしまったのだろうか?西馬音内城にも似たような場所がある
④主郭の周りには腰郭がたくさん設けられている
⑤主郭南側には五重堀切がある。写真には2~4条目が写っているのがお分かりだろうか?
⑥主郭西側にも4条の畝状竪堀群がある
⑦主郭東側にある畝状竪堀群
⑧畝状竪堀の頭上に1~2人が立てそうな腰郭がある。石がまとめて置かれているように見える。投石陣地だろうか?