光井山城

光井山城([吉田郡山城  周辺城郭])

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光井山城の口コミ情報

2021年10月18日 RED副将軍


4方に広がる尾根筋に無数の段曲輪が連なる尼子氏の巨大陣城🏯

オススメ度 ★★★★⭐︎

1540年に尼子晴久が郡山合戦のために築いた陣城です。
毛利氏の本拠地である吉田郡山城に侵攻するため多治比川を挟んだ対岸にある青山三塚山に光井山城と青山城を築き布陣。
尼子氏は3万の兵に対し、毛利氏の兵力は大半が農民の僅か8千と伝わります。
籠城戦の中、同年12月3日に毛利の援軍として大内義隆の後詰1万の兵が遂に到着。
尼子氏は冬の厳しさもあり翌月に撤退。
この敗戦を機に尼子氏は弱体化、毛利氏が台頭に立つキッカケに✨

陣城とは思えない土木量です。
3万の尼子氏に勝利したという毛利氏の誇張とも言われていますが、実際に訪城してみると3万の兵は誇張とは思えない規模と土木量です。加えて青山城の存在もあります。いかに尼子氏の軍勢が凄かったのかを証明してます。

縄張りは主郭を中心に東、西、南、南東の4方向に尾根が伸び、無数の段郭群が連なります。
山頂の主郭は小規模な神社の基礎の様なものが残り、帯郭が付されています。
南尾根、南東尾根は尾根筋に無数の小規模な段曲輪が連なりますが、雑木でヤブ化。
東尾根は広く削平された郭が連なりますが、途中で高低差のある鞍部を挟み、延々と城域が続きます。
オススメなのは西尾根です。雑木が少なく開けた尾根です。主郭から鞍部を挟み、まず明瞭な土橋が現れます。その先に小高い郭があり背後は二重堀切と竪堀が付されており、この周辺が見所と思います✨

行き方について
ゴリゴリに気合いの入った備前の城友さんオススメの城だけあって、登城口は分かりにくく、登城路も無く、携帯の電波も入りにくい山城です。城域もカナリ広く、アップダウンも相当あるので気合いを入れて覚悟ください💪

光井山の南側を走る峠道から尾根に張り付き登城しました。登城口は地点登録しておきましたのでご参考に!
この尾根を雑木を掻き分け直登すると、南東尾根の郭群に辿り着きます。

2時間近く山中を歩き続けて、更に大きいもうひとつの陣城、青山城に行く気力は無くなってしまいました💦青山城は次の機会に!

写真
①西尾根の鞍部からの土橋
②西尾根の城域端部の堀切
③④西尾根の竪堀
⑤⑥主郭は土塁が巡る
⑦南東尾根の段郭群
⑧主郭近くの土橋

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