福泉坊
福泉坊([吉田郡山城 寺社・史跡])
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福泉坊の口コミ情報
2019年11月01日 野呂利左衛門督休三
長元年中(1028-1037)に近江坂本の永礼という僧が奈良に創建したのが始まりとか。応永年間に焼失したので甲立(五龍城のあるところ)に移ったとか。
天文年間(1532-1555)に覚正が吉田村内東島で中興したときに浄土真宗に改宗し、二世の祐正が毛利輝元から土地を賜ったときにここに移転したとか。ちなみに祐正は石山合戦の時に兵糧を献納した功績で親鸞座像(安芸高田市重要文化財)を顕如から賜ったそうです。
三世祐慶の時に毛利氏の防長移転と、続く寺領没収により一時は山口に移りましたが、四世空玄はこの地に寺を戻しました。本堂と庫裏、山門、鐘楼が登録有形文化財になっています。本堂は昭和二十三年の築ですが、この地の名工の西谷庄一の手によるもの。庫裏は江戸時代後期(1830-1868)年のどこか)の築と見られており、この地の真宗寺院の庫裏の様式を示しているとのこと。山門は文政十二(1830)年の築、鐘楼は年代不明ですが江戸時代の築です。
境内の幹回り5.7mのイチョウは樹齢500年の古木です(500年ということは…)。
[参考]
浄土真宗本願寺派安芸教区高田西組「福泉坊」
文化遺産オンライン「福泉坊本堂」「福泉坊庫裏」「福泉坊山門」「福泉坊鐘楼」
安芸高田市「大銀杏(福泉坊)(吉田町)」