尾関山城

尾関山城の口コミ情報

2025年11月14日 順☆散歩征夷大将軍正統派


一応簡単に歴史を記載しておきますと…三吉氏が比熊山城の出城として築いた(時代不詳)のが城の始まりとされています。関ヶ原後は三吉氏はこの地から追い出され、広島に入った福島正則の重臣尾関正勝が入城、この時に尾関山城と呼ばれるようになりました。

皆様ご存じの通り、福島氏が改易となった後は浅野長晟が広島へ。この時に五万石の三次藩が置かれ、長晟の長子である浅野長治が初代藩主となりました。この長治の三女である阿久利姫(漢字は公園内の説明板に準じました)はここの出身で、かの浅野長矩に嫁いでいます。

さて。

尾関山城の現状は多くの方が訪れる公園になっているということで遺構については正直全く期待はしておらず、比熊山城のついでにリアしとくか〜くらいの軽い気持ちだったのですが、結果的にはかなり好みの城郭でした。

公園として整備されるときにある程度は改変されているとは思うものの郭跡と思われるところがそこかしこにあり、思っていたよりしっかりと城跡しています。そして何より、江の川に面した断崖上というロケーションが最高です。これだけで萌え萌えです。石積もたくさんあるんですけど城界の大御所の方々のHPを見てもほぼ紹介されておらず、正直どこまでが遺構なのか判断しかねる部分もありますが、そこはそれ、想像して楽しむということで。

なお、主たる郭には「◯◯台」という名前がつけられており、「石見台」という広い場所が本丸跡とのこと。その横に一段高くなった小郭は「発蒙台」で、浅野時代には発蒙閣という天文台があったとか。ただ尾関山城は基本的に現在「公園」であり、城跡としての案内板などはほぼありませんので、郭名も散策中には確認できないのが残念ではあります。

その他、公園内には阿久利姫の像もありますし、周囲には長治の墓、大石内蔵助手植えの枝垂桜(ほんまかいな)、さらにキリシタン灯籠なんてのもあり、そちらもあわせて散策すると意外と見学時間はかかります。比熊山城が素晴らしすぎるのでそちらと比較してしまうと物足りないかもしれませんが、自分的にはかなり推せるお城です。

【補足】比熊山城にクマは出るのか地元のおじいちゃんに聞いてみたところ「自分は見たことない」とのことでした。ただ昨今はどこに出没するかわかりませんので注意は怠らないようにしましょう。

写真
①段郭＆石積跡？
②石段？ここは散策路になっていないので公園整備に伴うものではないと考えられ、そうすると遺構の可能性も。
③斜面を探せばとにかくたくさんの石積の痕跡らしきものが。
④切岸＆帯郭。
⑤ベタですが二段石積。
⑥ロケーション萌え(笑)
⑦目立たない場所にあるけど石積＆石段遺構かと思われます。
⑧キリシタン灯籠

2025年07月04日 織田上総介晃司
尾関山公園駐車場にトイレもあります。公園として整備されてしまっているかと思えば遺構らしき物も残っていますおり、お手軽感も合わせ十分楽しめました。

ガッツリ山城をしようと思えば向かいに比熊山城があります。

三次市はブドウの栽培が盛んで、ピオーネが特産品です。

2024年04月30日 気分爽快権大納言


尾関山公園として整備されているので、非常に見やすくなっています。春は桜、秋は紅葉の名所らしく、駐車場も併設されています。
比高は50m程度なので、あっという間に頂上に辿り着けます。東側に石垣があるというので、探しました。
①城址名に「山城」とあるが、たいして高くない
②頂上の主郭まで、大小の郭が続く。郭その①
③郭その②
④福島台近辺の石垣①
⑤石垣②
⑥石垣③
⑦頂上の周囲は小さな石が散乱
⑧主郭の西には巨石