旗返山城
旗返山城([高杉城 周辺城郭])
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旗返山城の口コミ情報
2021年02月03日 KAZ左大臣正勝
節分とは季節の分かれ目…次の日は立春と暦上では春になるとの事。そんな分かれ目の日に、分かれ目となったお城に訪問しました。
【防芸引分】毛利元就と陶晴賢の間に確執が生まれ始めた城、旗返山城!尼子軍に組みした江田氏のお城です。
毛利・陶軍1万数千に攻め寄せられ江田隆連は千数百で籠城、尼子の援軍を唯一の頼りにして約4か月籠城しましたが敢えなく落城(>_<)その後、毛利はこのお城を我が物にしようとしたのですが、毛利の力が大きくなる事を懸念した陶晴賢が自分の家臣、江良さんを城番にしたので毛利は面白くない…って感じらしいですσ(^_^;)
旗返山城の概要は、L型の曲輪群で一部階段では?って言うスロープ状の石組みも確認出来ました(^-^)北側には複雑な竪堀があり略測図と見比べると見えてきます。ちなみに、三次市のお城では付近の道路に写真の略測図&解説看板が設置されてますので、訪問時有難いと思います。登城口からの道中は節理の石と、落ち葉の堆積が多いので足元注意です。しかし方向を示す看板が多いので迷う事は無いと思います。各曲輪は削平がしっかりされてて、広いです。本丸には現代版見張り台が設置されてて、街道方向がよく見えます(^-^)標高434m比高200mで途中、写真の滝を2本見に寄り道しても本丸までは1時間くらいだと思います。写真の三角の山は毛利・陶軍が陣取った陣床山城です。出丸からバッチリ見えます。
旗返山城では、毛利との合戦時の悲しい物語りがあります。城主、江田隆連は落城を覚悟し妻と娘を、北東方向に逃がしました。娘は身ごもっていて逃亡途中で産気づき、かわいい女の子を出産しましたが、逃亡と出産で体力を使い果たしてしまいました(>_<)兼ねてより『逃げ切れぬ時は自刃せよ』と諭されていたので、産まれたてのかわいい赤ん坊と共に全員自刃(ToT)
戦国の世の習いとは言え…
悲しすぎです(/ _ ; )
合戦後、村人が供養の為に建てた祠【姫塚】が、道の駅『川西郷』の先200m位いった所、『藤谷』と言うバス停の裏にあります。お城からも見える距離です(T-T)