荒神の上砦

荒神の上砦([岩屋城  周辺城郭])

岩屋城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「荒神の上砦」の地図・口コミがご覧頂けます。

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荒神の上砦の口コミ情報

2023年05月16日 RED副将軍


美作の整備状況が抜群の桝形虎口、横堀が見事な隠れた名城🏯

オススメ度 ★★★★★

1584年に宇喜多氏が築いた岩屋城を侵攻するための陣城🏯

1583年に豊臣秀吉と毛利輝元とが和睦をする協議として、高梁川を境界に西側が毛利領、東側が宇喜多領となりました。これにより高梁川の東側にある岩屋城は宇喜多領となる事が決まりましたが、岩屋城の中村頼宗は宇喜多氏への城の引き渡しを拒み籠城の構えを見せました。1584年、宇喜多秀家は花房職之を大将に2万の大軍で岩屋城を包囲。宇喜多氏は、岩屋城を取り囲む様に土塁と12の陣城を築き、荒神ノ上砦は南東に築かれた陣城のひとつです。守将は浦上与九郎が務めたと伝わります。しかし、岩屋城は堅城であり陥落させることは出来ず。籠城戦が始まり4ヶ月後に、中村頼宗が足利義昭に和睦の仲介を依頼したことにより、宇喜多氏が包囲を解き、ようやく中村頼宗は安芸国へと退去しました。その後、岩屋城には宇喜多氏家臣の長船貞親が入城しました。

見所
陣城群の中では最も遺構の残存状態が良く、キレイに整備されていました。尾根上に三つの方形の土塁囲みの郭が連なります。特に北側の郭は空堀が巡り、南側には見事な土橋を併設した桝形虎口が付いており、織豊系の陣城の特徴が認められます。三つの郭は土塁で連結していますが、これは岩屋城の外周を包囲する長大なもので残存度は抜群です。

行き方は、岩屋城の南東に位置し岩屋城登城口に車で向かう途中に右手に荒神ノ城砦の登城口案内板が立っています。見逃してしまうくらいに目立たないので注意をしてください。駐車場はありませんが、農作業をしている地元の方に尋ねると畑の路肩に停めても良いと許可を頂きました。比高は約30mくらいで気軽に見事な遺構を堪能できるタイパ抜群の優良物件です。

2023年03月03日 龍馬太閤【備中の麒麟児】


岡山県の津山市にある【荒神ノ上砦】♪
岩屋城を落とす為に築かれた陣城の数々の中で、特に状態が良く残っているのがこの荒神ノ上砦になります♪

岩屋城の南西側に築かれたこの荒神ノ上砦は、岩屋城側に長大な土塁を配置して防御♪南北に伸びる尾根上を加工し、長方形の郭を2つ配置♪郭の周りには横堀を回し込み、内枡形の虎口、土橋を残します♪特に見所は北側の郭の横堀はS字クランクしています♪小さいながらも横矢を掛けている所は正に戦う為だけのスペースを造り込んでいます♪荒神ノ上砦を含む陣城は岩屋城をグルリと取り囲んでいます♪

この陣城が築かれた動機としては、天正10年(1582年)備中高松城の戦いによる、中村氏の行動にあります☆
この争いは毛利氏🆚秀吉の戦いです☆
秀吉軍の勝利後、和睦協議により高梁川を境界線に西側は毛利領、東側は宇喜多領と定められました☆これによって、岩屋城は宇喜多領になるはずでしたが…☆岩屋城主・中村氏は退去の命に応じず、籠城の構えを見せました☆言う事を聞かなかった、ヤンチャな中村氏です☆

退去をおこなわない、中村氏に対して…
宇喜多秀家は花房職之を総大将に岡家利・長船貞親・戸川秀安・江原親次ら2万の大軍で岩屋城を攻囲しますが中村頼宗はこれを守り切り結果、武力での陥落は出来ませんでした☆

岩屋城主・中村頼宗が足利義昭に和睦の仲介を依頼した事で宇喜多勢は攻囲を解き中村頼宗は安芸国へと退去☆上手く逃げ切った訳です☆

この荒神ノ上砦には浦上与九郎が配置されたと伝わります☆

岩屋城を包囲した陣城達です♪
荒神ノ上砦→浦上与九郎
妙福寺ノ上砦→主将・花房助兵衛
楽万ノ上砦→岡平内
往還ノ上砦→斎藤五郎左衛門
柿ノ木ノ上砦→不明
石蕨砦→戸川肥後
梅ヶ峠砦→江原兵庫
遣手場砦→杉野下野
的場ノ峠砦→長船越中
とちの木砦→川端右近
井ノ奥砦→小瀬修理大夫
が、それぞれの陣城を守将しました♪

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