荒平山城
荒平山城([鬼身城 周辺城郭])
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荒平山城の口コミ情報
2021年04月11日 ドクターイエロー大蔵大輔
永享年間(1429~1440)に地元の豪族、川西氏によって築城されたと言われていますが、備中兵乱にて川西氏が三村氏に味方したため天正3年(1575)に毛利方の小早川隆景に攻められ落城後は廃城となったもようです。
サントピア岡山総社に駐車させていただき、フットサル兼テニスコートの横から山道を進みます(金比羅神社を目指してください)。地元の秦地区の保存会等により道はたいへん良く整備されておりハイキングコースにもなっております。城跡まで約1キロの尾根付近のコース上には一丁𡉕古墳群や茶臼嶽古墳もあり、それぞれには看板が設置されているので非常にありがたいです。登城のついでに見学されてはいかがでしょうか?見晴らしもまずまずです。
のんびり徒歩で約30分、荒平山城のお手製ゲートをくぐると城域に突入です。堀切上の土橋を渡ると眼の前には切岸がそびえます。横から登り城内へ。荒平山城は全部で7つの壇より構成されています。切岸上の7の壇には土塁も綺麗に残っていて土塁上には柵も設置されており、臨場感を掻き立てられます。奥に進み最高峰の2の壇には説明版を伴なった東屋があり、1の壇側にも柵が設置されています。いずれの壇にも案内看板があり非常に解かりやすく見学できます。また3の壇より50m程下った斜面には立派な井戸も残っており、傍らには水(竜)神様を祀った祠がひっそりと佇んでいます。なおトイレが3の壇と途中の金比羅神社前にありますが仮設トイレなのでサントピアのトイレの方が安心です。自販機も横にあります。
蛇足ながらこの城は国道180号線の豪渓側からもアクセス可能です。駐車場は小さいですが石畳神社前に、そして神社の参道を通り、秦パノラマ展望台(東屋あり)を経て1の壇に行けます。ただし距離は短い分だけ急斜面の連続になります。R3.4.11訪城