檜牧城
檜牧城([赤埴上城 周辺城郭])
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檜牧城の口コミ情報
2024年08月31日 RED副将軍
マイナーながらも堀切と竪堀が入り組む技巧的山城🏯
オススメ度 ★★★★★
築城年代は不詳。室町時代に檜牧氏により築かれたと云われます。
檜牧氏は、秋山氏、芳野氏とともに宇陀三将のひとりに数えられた沢氏の同名衆とされ、1554年には沢氏の名代を務めたとされます。
1560年に松永久秀に攻められて開城し、その支配下に置かれたとされます。
1567年に沢氏が復帰した様ですが、その後の動勢は不明です。
見所
宇陀川支流の内牧川により浸食した谷に張り出した尾根上に築かれています。
頂部にL字型の主郭を置き、その南北は堀切で区画。南西下に二郭、南に堀切を隔てて三郭を配した連郭式山城です。
主郭北側は2条の堀切と塹壕状の土塁で尾根筋に防御線を張り、鞍部斜面を切岸としています。
二郭の西側は堀切から南西に向けて空堀が巡り、北側斜面には5条の畝状竪堀が落ちています。南西先端部は二重堀切や竪堀が複雑に入り組み厳重な縄張りです。
超マイナーですが、遺構の残存度が高い実戦的な山城です。
行き方は、伊勢本街道から内牧川に架かる不動橋を渡り道筋に山の方へ進むと墓地へと続く登り口があります。墓地が三郭先端であり北へ進むと主郭部です。
周辺に駐車スペースは無いのでかなり離れた路肩に駐車しました。