馬場城
馬場城([岩掛城 周辺城郭])
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馬場城の口コミ情報
2024年03月04日 RED副将軍
高く鋭い切岸に竪堀、堀切が素晴らしい山田氏の居城🏯
オススメ度 ★★★★★
築城年代等の詳細不詳。天文年間から永禄年間(1532年~1570年)の間に山田順貞(山田道安)が築いたとされます。
山田道安は筒井順慶の叔父にあたり、松永久秀と三好三人衆により焼かれた東大寺大仏の修復に尽力したことや、水墨画の画家としても有名です。
諸説ありますが、山田道安は福住氏の侵攻により居城である岩掛城を放棄し馬場城に居城を移したとされ、築城は筒井氏の関与の可能性も指摘されています。
見所
布目川とその支流に挟まれた標高534mの城山に築かれています。
山頂に主郭を置き、北、西、東へ伸びる尾根に段郭を配した縄張りです。土塁は見当たらず、とにかく高く鋭い切岸が最大の特徴のストロングスタイルで、要所は大堀切で遮断されています。
主郭西側面には石垣も残り、その下には大規模た二条の竪堀が明瞭に残ります。
日当たりの良い南側は笹ヤブが茂るも、戦国期の中世山城が完存している名城です。
行き方は、国道369号線沿いに説明板があり、そこから城域西側の別荘分譲地の上まで車で向かいます。邪魔にならない場所に駐車し、廃屋の裏手を登っていくと辿り着きます。案内板はなくヤブを通り抜けると城域は開けます。
城域は広く高低差もあるので2時間くらいは見ておいた方が良いです。
2022年02月28日 課長大和守Ver.B
馬場城は山田(岩掛)城城主の山田順貞(道安)が築いた城で山田城の本城と比定されているようです。
実際城の規模としては山田城よりも更に広大な放射状の連郭式城郭となっておりスケールの差に目を見張ります。
遺構としては主郭近辺に散在する石垣、放射状に広がる段郭を遮断する堀切、主郭下部の明瞭な二重竪堀など見所は多いですが、なんと言っても特筆されるのが各郭間に見られるダイナミックな切岸でしょう☆
山田城でも比高差のある切岸は見所の一つですが、馬場城も大きな高低差が取られておりおかげで移動時のスタミナ消費が半端無いです(笑)
アクセスは国道369号線沿いの説明板より分岐する別荘地への道を登り詰め、最高所にある廃屋背後の林道を辿った先となりますが、林道もコンクリ舗装から途中腰まである笹藪となり非常に不明瞭な踏み跡を辿ることになりますので春〜秋の訪問は困難かと思いますのでご注意下さい。