ダンダ坊遺跡
ダンダ坊遺跡([歓喜寺城 周辺城郭])
歓喜寺城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「ダンダ坊遺跡」の地図・口コミがご覧頂けます。
※「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。
ダンダ坊遺跡の口コミ情報
2024年05月08日 RED副将軍
比良山系で最大規模の城郭寺院
オススメ度 ★★★★⭐︎
創建年代は不詳。
平安時代後期から鎌倉時代に創建された天台宗系の山岳寺院と云われ、比良山系では最大規模の寺院ですが、文献史料にはほとんど見当たらず沿革は不明です。古書に「團田坊屋敷」「比叡山横川恵心院の別院にして檀陀波羅蜜多山と号す」などの記載がある程度の様です。
戦国時代に城塞化された様で、1572年の織田信長による比叡山焼き討ちと同じ頃に同様に焼き討ちにされたと伝わります。
見所
比良山系北部に位置し、最高所に本堂を置き、石垣や段差によって区画された数多く僧坊が残ります。但し、規則的な配置に並んでおらず徐々に拡張をしていったことが窺えます。
最奥部には庭園遺構があり、池跡や景石が残り、入口には枡形虎口状の空間があります。
寺院の規模は最大の様ですが、城郭寺院の遺構としては長法寺、太山寺、歓喜寺の方が上の様に感じました。
行き方は、城域下まで旧比良登山リフトへの道が付いており、東麓に駐車場もあります。比高は約50mです。
2020年06月20日 梅鉢近江守Silvine
ダンダ坊遺跡は比良山の山中に残る城砦化した広大な山岳寺院の遺構で、比叡山焼討ちの際に破壊されたと伝わりますが、何故か武家様式の庭園跡が遺っている謎の遺跡です。
遺構は寺坊跡、庭園のある館跡からなり、石垣や建物礎石、枡形虎口、池跡のある庭園遺構がよく残っています。
ダンダ坊へは湖西道路比良ICで降りたところを比良山方向へ上がっていくと、小さな橋を渡った先で丁字路となっています。右折するとイン谷口のバス停があり、その先に駐車場があります。戻って丁字路をそのまま直進するとすぐにダンダ坊東入口の案内が右手にあります。東入口を越え、さらに進むと比良登山管理小屋があり、その先に西入口があります。西入口から5分でダンダ坊遺跡の寺坊跡です。寺坊跡から東入口へ向かい、途中を左に曲がった先の最奥部が館跡です。
比良駅からイン谷口へはバスも出ていますが、本数が少ないので注意してください。