堂木山砦
堂木山砦([東野山城 周辺城郭])
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堂木山砦の口コミ情報
2021年06月20日 RED副将軍
賤ヶ岳の戦いにおいて築かれた羽柴秀吉方の砦。
多数ある砦群の中でも美しく残存している素晴らしい遺構です。
オススメ度 ★★★★⭐︎
長浜城主柴田勝豊の配下であったが秀吉に降った長浜衆の山路正国、大金藤八郎が布陣。
正国は砦を脱走して柴田方へ付いた為、その逃亡後には木下半右衛門が入った。
余呉湖の北側の丘陵先端頂部にあり、北東から南西に伸びた山頂の南北に二つの郭が置かれている。
北側が主郭で、土塁を巡らせ南北両端を空堀で遮断。食い違い虎口が見事に残る。西側に犬走りを配し、南側の二郭からの動線となっている。
2020年06月28日 【G6】OROKA参議
【織豊期の土の技巧を楽しもう♪】
堂木山砦は東野山城から西に位置し、賤ヶ岳の戦いでは羽柴方に属した砦です。神明山砦と同様に山路正国らが築き、守将は丹羽長秀らとの事です。
アクセスとしては、前述の神明山砦とほぼ同じで、余呉支所の西にある西天神社から用水路沿いに東に向かい、登山道を進みます。そして尾根まで登るとある堀切の看板「←神明山砦 堂木山砦→」のところを右に進みます。しばらく登ると小さな郭が連続した部分に到達します。(麓からは15分ほどです。)
遺構については、しっかり残っています。
大きな郭は3つほど、それに小さな郭や帯郭で構成されています。主郭などの大きな郭はガッツリと土塁で囲っていて、食い違い虎口などで結ばれてます。また、横堀や堀切が明確で楽しめます。
全体的な雰囲気としては、プチ玄蕃尾城という感じで、技術的な面も良く似ています。
そういう意味では、賤ヶ岳の戦いが同じ技術と文化を持った集団同士の内部争いだという事が実感として認識できます。何か、しみじみ。
いずれにせよ、織豊期の高い技巧の詰まった陣城(砦)であり、神明山砦とセットで見れば登り時間とかもお得感があり、かなりオススメです(´▽`)