布施山城
布施山城([後藤館 周辺城郭])
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布施山城の口コミ情報
2024年04月26日 RED副将軍
畝状竪堀群が残る布施氏の居城🏯
オススメ度 ★★★⭐︎⭐︎
築城年代は不詳。布施氏により築かれたとされるその居城です。
布施氏は六角氏の家臣とされ、布施三河守が城主の名に残ります。
1563年、六角氏のお家騒動である観音寺騒動により六角氏が衰退すると、布施三河守は浅井氏に属します。
1568年、織田信長が足利義昭を奉じて上洛の際に近江へ侵攻。その際に布施山城は落城し、廃城となった様です。
見所
標高240mの布施山に築かれています。
山頂の前方後円墳を利用しており、後円部分が主郭で北東の前方部分が副郭として二郭で構成される小規模な山城です。
主郭、副郭ともに土塁が巡り、主郭の北側に石積みが残る虎口が開口しています。元々は埋門であったとされます。
最大の特徴が主郭の南西背後にこの地域では珍しい畝状竪堀群が残っています。
行き方は、布施公園を目標に設定。公園の駐車場を利用し、溜池の西側に登城口があります。
比高は約120mであり20分程度で辿り着きます。
登山道は整備されており、足軽人形が迎えてくれます。
2022年12月06日 tracer_azu
観音寺城でもお馴染みの布施淡路守=大森城の城主で、こちらの布施山城の布施三河守が本家筋であるものの、観音寺騒動でいち早く浅井方についてしまったことからか、その後六角家内での力は弱まってしまったようです。
布施公園奥に駐車、登山道整備されていて登りやすく、畝竪、埋門跡など見所もあります。
2022年04月04日 昌幸近江守晩秋リア旅
東近江市にある布施山城。
六角氏被官の布施三河守家の本拠地です。ちなみに布施氏は三河守系統と淡路守系統があります。観音寺騒動後、三河守系統は浅井氏と結び、六角氏に反旗を翻しました。
城は山頂の前方後円墳を再利用した城で、前方が2郭、後円が主郭となります。主郭の埋み門跡に用いた石が石棺で、古墳だったと確認できるでしょう。
搦手側には畝状竪堀が配され、尾根からの侵攻を防いでいました。
近江は古墳を利用した城が多いとのことなので、その一例として見学させてもらいました。登城はちょっとしんどいですが、シンプルなお城ですし、ついでの城攻めに入れてみてはいかがですか?
駐車場は麓に布施公園があり、そこを利用しました。手前と奥の2箇所ありますが、奥の駐車場に停めましょう。
【写真の説明】
①布施山城遠景
②中腹にある平内屋敷跡
③登城途中の土橋と堀切
④主郭埋み門跡
⑤埋み門の屋根の石、奥はニ郭。
⑥主郭池跡
⑦畝状竪堀
⑧山麓居館跡