新宮支城

新宮支城([甲賀郡中惣城館  周辺城郭])

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新宮支城の口コミ情報

2024年02月05日 RED副将軍


高土塁が見事な甲賀特有の方形単郭の城郭🏯

オススメ度 ★★★★★

築城年代、築城主等の詳細不詳。
甲賀五十三家のひとつで荘内三家に数えられる服部氏の本城である服部城が近くにあることから服部氏により築かれたとも、甲賀五十三家の筆頭である望月氏が関与したとも云われます。

見所
磯尾川西岸の丘陵上に築かれた方形単郭の城館。
50m北に新宮城が築かれており、単郭方形が二城並ぶ甲賀群中惣城館特有の二城並立型。
方形の主郭は最高10m近い土塁が四方を巡り、東側に虎口が開口し二郭に続きます。
南北両尾根は深い堀切によって遮断されています。

新宮城とともに国史跡に指定されています。しかし駐車場は無く、新宮支城入り口前の路肩に駐車しました。
ここも甲賀を代表する城館のひとつです。

2021年03月02日 イオ左衛門佐


室町期に築かれた服部氏の城とも望月氏の城とも言われますが、詳細は不明です。

磯尾川西岸の丘陵地に築かれた城で、新宮城から谷をはさんだ南隣の尾根に位置します。方形の曲輪を分厚く高い土塁で囲んだ典型的な甲賀の城ですが、土塁の高さと厚みは甲賀でも一二を争う圧倒的なスケールです!

新宮城東側登城口の少し南に新宮支城の登城口があり、登り始めてすぐにたどり着く北東の曲輪は北西端を仕切土塁で区切り、南西部には大土塁が壁のように聳え立っています。大土塁の裏側(南側)は主郭との間を隔てる深い堀切です。東の曲輪から斜面を登っていくと、虎口受けを経て主郭東部の虎口に至りますが、東の曲輪にはイノシシの罠が何箇所か設置されていますので、ご注意を。虎口を抜けて主郭に足を踏み入れると、自分が巨大なすり鉢の底に立っていることに気付かされます。主郭を囲む高土塁に上ってみると、曲輪内がはるか下に見えます。非常識なまでの高さです。何だこりゃ…。また、主郭南側の堀切と土塁は、主郭の土塁上から見ても、下から見上げてみても見事なものでした。

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