鳥居平城
鳥居平城([佐久良城 周辺城郭])
佐久良城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「鳥居平城」の地図・口コミがご覧頂けます。
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鳥居平城の口コミ情報
2022年02月06日 昌幸近江守晩秋リア旅
鳥居平(とりいひら)城は、丘陵の東西数百メートルの間に、高い土塁・深い堀で囲まれた郭を多数有する広大な城です。その昔、この地域全体の領主であった小倉氏がこの城に深く関係したと考えられ、この城の城主は蒲生氏家臣の寺倉氏であったと伝えられていますが、歴史的な経過などは不明のままです。
まあとにかく大きい!隅々までみて約2時間でした。「丘陵に築かれた多郭の城」このタイプは近江の城では、あまり見かけなかったので新鮮でした。堀の昇り降りがありますし、所々泥濘んでいます。田んぼでもあったのでしょうか。足元は防水対策を含めてしっかりした方がいいですね。
※主郭・ニ郭・三郭…と明確な特定がないので印象に残った堀切と土塁を載せさせてもらいます。最後の写真は唯一整備されている郭にあった虎口の石積みです。
2021年11月17日 RED副将軍
大規模な上に遺構が完全に残る隠れた名城🏯
南北800mの舌状台地に10以上の郭が連なる巨大な連郭式城郭です✨
オススメ度 ★★★★★
築城年代は不詳。
佐久良城主である小倉氏の築城と言われていますが、文献史料が少なく定かではありません。小倉氏は三つの支城を持っていたとの伝承があり、そのひとつであったと考えられています。
また、蒲生氏の家臣であった寺倉氏,吉倉氏が城主であったという伝承もあります。
いずれも史料に乏しく不明な点も多い上に、佐久良城を本城とした小倉氏の支城であるにしても、蒲生氏の家臣の城であるにしても巨大すぎることの説明が付かずナゾに包まれた城です。
見所
尾根上に約800mに渡り郭を連ねた近江屈指の規模の城郭。
各郭は大規模な堀切と土塁により区画され、独立した城郭が連続しているようにも見えます。
行き方は、願成寺を目標に設定し、近くの鳥居平会議所に駐車させて頂きました。
そこからは案内板に沿って到着することが出来ます。道なりに進み、左手の坂を上がって行くと整備された削平地に出ます。ここが北端の郭で縄張り図も設置されていますので、現在地を確認しながらの散策となります。
城域は湿地帯でありヤマビルがいますので冬期の攻城をオススメします。
2021年09月20日 内記かずりヾ(・ε・。)
鳥居平城の続きなり。
お城は素晴らしいです。登城路を登ると城域北西端の郭に至りますが、城域は丘陵地形に沿って長く延びる連郭式の縄張で正直誰も主郭の位置を特定出来ないと思います。各郭間は概ね土塁と深い空堀等によって区画されていますが、郭の規模がどれも似たり寄ったりなのもその一因でしょう。そして城域の判定にも苦しみます。南東端が一体何処なんでしょか、改変も少々含んでいるらしいのですが、奥へ進む程訳解らん…困ったちゃんです。
比高も無いし簡単に散策出来ると思ったらそれは大間違い!城域の大部分は未整備な上に奥も深く、郭間を隔てる空堀等はしっかり生きているので横移動が困難な箇所多数です。いざとなったら一段下がった腰郭に逃げるのも手ですが、それをやると現在地が不明になりがちで縄張図を追えなくなります。つまりはお城の縄張とその意図するところは未だに機能している…すっかりやられたぜ〜
17時を過ぎた鬱蒼とした薄暗い木々の中、カメラがフラッシュを要求し始めたので全貌を確認する事無く陣払い。城山に登れば尾根筋だけが城域みたいな信濃の山城とは全く違うお城の構成に感心する事しきり、必ず再訪しますのでどなたか援軍(時間も時間でしたが、何だか誰かに終始見られているような…視線を感じるって言うんですかね、寒気がする程怖い感覚に陥ってしまいました。ちなみに霊感はありまてんが前日の就寝前にYouTubeで登山系の心霊動画を視聴してました。←阿保♪)お願いしやす。
※実際にお城を訪ねてみて先人様の口コミが如何にしてよく各ポイントを纏め切れているかが理解出来ます。きっと大変な苦労をなさった事でしょう。
2021年09月20日 内記かずりヾ(・ε・。)
鳥居平城は佐久良城の南東約1.3km、佐久良川の南岸、北西へ延びる標高約210m〜約225mの丘陵北辺端部上に城域が存します。西麓の舗装路からの比高は15m〜30m位でしょか。
行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。西麓にある願成寺の北東側舗装路脇に「鳥居平城址←」の案内板が立っています。が、どう考えても民家の敷地内を通らなくちゃいけないようでして、自分は自宅前で作業中の家人に声を掛けてから登城しました。「随分と遠くから来たなぁ、でも何にも無いぞ〜」とか言われましたが、その何にも無いのを有り難がる変態を前にしてその発言はどうしたものかとwでも車を停めさせてくれたりする気持ちのよいおっさんでした。
築城年代、築城者は不明なんですが、築城者として有力なのは佐久良城主の小倉氏で、同氏が佐久良城に居城を移した際に、長寸城、四ツ谷城等と共に佐久良城外城の一角として整備されたと考えるのが自然ですが裏付けはありません。又、蒲生氏の居城、音羽城の外城との見方(佐久良川南岸だしね。)も全く自然で、里伝では蒲生氏の被官、寺倉氏、吉倉氏が城主として伝えられています。ただお城の規模、縄張は在地土豪が時間を掛けても独力で築けるレベルを遥かに越えている事は間違いありません。
小倉氏は清和源氏満季流(諸説あり。)、近江では小倉城を拠点に愛知郡、神崎郡、蒲生郡に勢力を伸張させ、既に鎌倉時代の初期には東近江の有力国人として台頭していました。色々すっ飛ばしますが、戦国時代には内訌で衰退し、以前から関係の深かった蒲生氏に従う事で命脈を保っていたようです。ちなみに蒲生氏郷の家臣、小倉行春は氏郷の妹を妻とし会津移封にも同道、南山城代、知行一万石、その後の蒲生騒動で主家を辞し豊臣家に仕えて大阪夏の陣まで戦い、天王寺、岡山の戦いで明石全登等と家康本陣に突撃しますが戦場を離脱、戦後浪人となったようです。又、盛岡藩南部家二代藩主利直の正室源秀院は氏郷の妹とされていますが、実際はこの行春の娘であったという説があります。
纏め切れなかったので続く…
2021年06月14日 左近衛中将かめかめ
今回は城郭南東部の郭9,10辺りを中心に投稿します。現地案内板の縄張り図から遠く離れた所(城郭南東端と記載した所)ですので、城郭遺構ではないかも知れないことを先に伝えます。
写真の説明
写真1:郭9,10を区画する浅めの堀
写真2:郭3,4を仕切る土塁
写真3:城郭南東端斜面の途中にある池跡
写真4:城郭南東端の段郭
写真5:城郭南東最下部にある池跡。土塁を挟んだ北側にも池跡があります。
写真6:池跡へ向かう竪堀
写真7:郭9の池跡。現地案内板にある二つの四角がそれ。
写真8:郭10南の竪堀・・・かな?
【感想】
独立性の高い郭が数多く存在し、郭を仕切る堀切や土塁など見所がたくさんあり、時間を忘れるほどの城郭でした。近くへ訪れる際は是非。
2021年06月12日 左近衛中将かめかめ
鳥居平城の続き・・・
城郭範囲が広いため郭5,6,7,8辺りを中心に2回目の投稿をさせて頂きます。
写真の説明
写真1:郭4,6と郭7間の堀切
写真2:郭8,9間の堀切を南に下りたところ。登り土塁のように見える。
写真3:郭7,8南側下の段郭
写真4:郭7,8間の堀切
写真5:郭5(マップ上ではここに鳥居平城のマークがある)西の段郭。物見のように見える
写真6:郭5,6間の堀切
写真7:郭3,4と郭5,6間の登城路にある土塁
写真8:郭8,9間の堀切
これでようやく半分ちょい・・・
2021年06月09日 左近衛中将かめかめ
公民館に車を停めさせて頂き、登城開始。そこから北東へ向かうと100m程で城郭入口に着きます。階段を上がると正面に巨大堀切、左へ行くと案内板のある郭へ。
城郭は、北西から南西にかけて広大な範囲に築かれており、良好な状態で遺構が残っています。主郭がどの郭かは個人的にわかりませんでしたので、以降の説明は案内板のある郭を郭1とし、南西へ行くに従い郭2,3,4・・・とさせて頂きます。
今回は主に郭1,2,3周辺遺構を投稿します。
写真1:願成寺前の案内板
写真2:郭1の土塁
写真3:郭1,2間の巨大堀切
写真4:巨大堀切からのウネる竪堀
写真5:郭1の縄張り図
写真6:郭2北の段郭
写真7:郭2,3間の巨大堀切(北から)
写真8:郭2,3間の巨大堀切(南から)
2020年05月30日 【G6】OROKA参議
鳥居平城は蒲生氏の家臣である寺倉氏の城と伝えられますが、詳細は不明です。
とりあえず目印としては願成寺を目指すと、「←鳥居平城」みたいな案内が出ます。駐車場は専用のは無かった記憶なので、願成寺前の公民館あたりに車を停めさせてもらったかと。
案内に従って進み、丘を登ると整備された郭に出ます。ここに縄張り図付きの案内板があります。
この郭は土塁が巡り、木も伐られてとても見やすいです。しかし、縄張り図によるとこの城はもっと広大でさらに郭が続いているようです。
そこで、他の郭を探しに整備されていない竹藪へLet's トライ!
そこにはめっちゃ深い堀切や、見事な切岸、明確な土塁などの遺構が広がっています…が、いかんせん未整備でワイルド過ぎf(^_^;
しばらく探索してギブアップしました。
それでも充分に楽しかったです。
どなたか、鳥居平城をキレイに整備して、見やすくして情報たくさんくだされ。