妙法寺 伝羽柴秀勝墓
妙法寺 伝羽柴秀勝墓([長浜城 寺社・史跡])
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妙法寺 伝羽柴秀勝墓の口コミ情報
2023年12月12日 釆女正佐吉。
全国11041人の秀吉ファンのみなさんこんばんは!
お姉さん、とある事情から日記帳買いましょ♪と本屋さんに行ったんだけど、日記帳の横にゲッターズ飯田の本が並んでて、間違えてそっちを買っちゃった!お姉さんたらホントうっかりさん。
そんなうっかりお姉さん、ある日「長浜城下町遺産候補まち歩き」に参加したよ。推し先生が長浜城下を歩いて史跡を解説して下さるの。あのイケボを至近距離で…ごく稀に歌のワンフレーズを披露して下さる事もあり…あらッ?お姉さん間違えて声楽教室に来ちゃったのかしら。それともコンサートホール?ここはどこ?私は誰、誰、誰…。
この日のブラヒロシは(あヒロシて言っちゃった)史跡26ヶ所を巡る至福の3時間。その上離れた場所には先生の車で移動で至れり尽くせりなのに、参加費たったの500円!心付けとかお車代とかお包みしなくていいのかしらお姉さん心配…。なのに参加者は先生と係員合わせてもたったの5人。しかも女性はお姉さん1人!こんなん実質デートですやん♡
今日はその日訪れた長浜の最新デートスポット「伝羽柴秀勝墓」を紹介するよレッツゴー!(賽銭泥棒する罰当たりがいるから普段は閉じられてるの。お参りしたい方は要事前連絡だよ)
お姉さん以前、敦賀城の口コミで「豊臣(羽柴)3人目秀勝」て書いたんだけど覚えてる?そう、秀勝と言われる人は3人いたんだ。
1人目→秀吉の子?羽柴秀勝。幼名石松丸?1576年(天正4年)死去。
2人目→ 信長の五男(四男説あり)。於次秀勝。18歳病死。
3人目→ 秀吉の姉、日秀尼(とも)の次男。秀次弟。幼名小吉。24歳病死。
長浜城下にあるのはこの1人目秀勝と伝わる人のお墓。お姉さんの手元には7ページにわたる先生の「羽柴秀吉実子伝承の謎」っていうレジュメがあるの。でもそれを全て書く事はムリだから、ザックリ要約しちゃう。 興味ある方は「神になった秀吉」(サンライズ出版)がオススメだよ。内容はほぼ一緒だから。
・長浜市に日蓮宗妙法寺があり、「羽柴秀勝は、夭折した秀吉実子」という寺伝がある。
・埋葬施設は安土桃山時代の大名一族の様式。墓石は天正時代の作。
・墓石正面には日蓮宗髭題目の下に「朝覚霊位」、左右に「天正四年」「十月十四日」と命日刻印。
・寺には「本光院朝覚居士」と命日が記された童子像があった。(昭和27年焼失)
・朝覚夭折にあたって、いくつかの寺院に秀吉から供養領が寄進された形跡がある。
・江戸後期には「朝覚」=「秀勝」=「次郎(於次と混同?)」という伝承が定着していたが、秀吉時代の史料からは確認できない。
・秀吉が後年2人の縁者に「秀勝」と名乗らせており、この名に執着していた。
・「於次秀勝」=「二代目の秀勝」の意味であり、「初代秀勝」がいたと考えるのが自然。
・元服前の童子に「秀勝」という元服後の実名があったのかは疑問が残る。
・竹生島奉加帳(秀吉の家族や家臣が竹生島に金品を奉納した記録)上段3番目に「石松丸」の名がある。(御ちの人と注記あり。御ちの人=御乳の人=幼児であろう)
・石松丸と奉加帳5番目の南殿は秀吉の近親者という以外何もわからない。
・朝覚=朝倉景鏡の子説もある。
で、結局この墓の主は誰なんだい!?
埋葬者は童子「朝覚」(ちょうかく)。でも朝覚=秀勝=石松丸である確証はない。
つまり、大名一族朝覚くんのお墓だよ!って事以外わかんない!秀吉の実子かどうかもわかんない!
ただ、長浜では珍しい日蓮宗で葬っており、秀吉の姉、日秀尼(とも)は熱心な日蓮宗の信者である事から、朝覚くんは日秀尼の子(秀次や3人目秀勝の兄弟)であると推論するのが合理的と言われるの。もちろん朝覚くんを秀吉が養子にしてた可能性もあり。
お姉さん、秀吉には子種が無かったに1票入れてるからこの説が正しいと思ってる。でもこれはもう秀吉一族に聞かないとわかんない!みんなはどう思う?
見学終了後は登録したい史跡を選ぶんだけど、A4に細かく書いてあったし、暗くてお姉さんちょっぴりおめめが見えなくて。「先生すみません、ちょっと見えないです…」て小声でかわいくアピったら先生 「これ差し上げますよ」てA3拡大版をくださったの。それに「そんな風に見えないけどなぁ」って!
差し上げます…これって、特別サービ…
そんな風に見えないけどなぁ…これって、若く見え…
あ~ん、お姉さん今日もまた一段と妄想が捗っちゃう!続きは「エリカの妄想日記♡」に書いておきます。