小富士山城
小富士山城([黒井城 周辺城郭])
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小富士山城の口コミ情報
2020年03月15日 【しばぴー】iggy摂政
小富士山城
~丹波平定戦の際、明智光秀が置いた最初の本陣(陣城)~
黒井城(標高356m)から北東約2.7kmに位置する、いわゆる富士型の山「小富士山(標高231m)」の山頂に構築。
寛政6(1794)年に編纂の「丹波志」に「明智光秀陣場…、頂き堀形あり、此山を丹波小富士という」とあり、また「赤井伝記」には「明智日向守、小多利村(同山所在地)の高山の峰を切りならし…陣小屋となし」とあり、黒井城攻めにあたり最初に築いた陣城とされる。
敵方(赤井)の資料に記述があることからも光秀の陣城と考えたいところですが、現在のところ結論づけられていません。
黒井城全体の展望が良好ではないことから、その後、黒井城から南へ約2.4kmに位置する茶臼山城へと本陣を移したとされています。
《遺構等》
南麓の桃源寺が登山口となります。
道は付いていますが、所々、急峻な箇所あり。
城域は広くなく単純な縄張りです。
黒井城のある西方向へと下る尾根を意識して、主郭北西端に土塁を設けるも規模は小さい。
主郭東側に竪堀が1条あるもほぼわからないような状態です。
陣城として選地しただけあって眺望良く、黒井城も見えるのですが、間に山(龍ケ鼻砦)があるため攻撃しづらい。
そのため本陣を移したと思われます。
《添付写真》
1.主郭北西端の土塁
2.小富士山城から黒井城(右寄り台形の山、右は龍ケ鼻砦)を見る(黒井城から左へ伸びる尾根先向こうの富士型の山が茶臼山城)