東館の枡形虎口
東館の枡形虎口([湯原館 遺構・復元物])
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東館の枡形虎口の口コミ情報
2019年09月22日 野呂利左衛門督休三
登り口から入ると、右手に深く落ちた斜面(切岸?)や左手に上館や東館の切岸、両郭を隔てる堀を見ながらほぼ道なりに通路(帯曲輪?)を進むことになります。
途中、両郭に上がれる場所がありますが、無視して進んで行くと、やがて左手に通路が上がります。上面が見えるようになると、前方に土橋があるように見えますが、上がりきってみると土橋と思えた物の向こう側はまっ平らです。何だろうこの堀は?と思ってその続く先を見ると土塁を切っています。変な堀だなと思いながら土塁の上から見ると、切れ目から入って左に曲がって上がる構造が見てとれ、枡形虎口とわかりました。土橋と思えたのは枡形の法面(のりめん)でした。
この枡形は2019年に発掘調査が行われています。その結果、この枡形の土塁は
①地山の上に土塁が盛られる
②土塁が断ち切られる
③断ち切られた所が埋められまた一つの土塁になる
の3つの時期があることが判っています(それぞれの具体的年代については不明)。