海軍操練所

海軍操練所([花隈城  周辺城郭])

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海軍操練所の口コミ情報

2024年01月18日 RED副将軍


神戸港の前身であり、勝海舟、坂本龍馬、陸奥宗光も関係する幕末遺構

オススメ度 ★★★⭐︎⭐︎

1864年に江戸幕府が設置した海軍士官養成機関。
海防強化の目的から江戸幕府軍艦奉行の勝海舟の進言により進められました。14代将軍徳川家茂の大阪湾巡視に随行し直接、将軍から開所の許可を得たとされます。
しかし、開所から2ヶ月後に長州藩が京都へ進攻した禁門の変が勃発。その責を問われた勝海舟は軍艦奉行を罷免されます。さらに操練所の生徒は土佐藩脱藩浪士や長州藩に同情的な意見を持つものが多かったため、幕府の機関でありながら反幕府的な色合いが濃くなったため、翌1865年に閉鎖。開所から僅か1年での閉鎖でしたが、その間に海軍塾の塾頭であった坂本龍馬、陸奥宗光など新しい時代を担う人々を育て、日本の海軍の歴史にも大きな足跡を残しました。
その後、操練所跡を土台に港湾施設が建設され、1868年に開港した神戸港の礎となりました。

2023年にウォーターフロントエリアの再開発事業に伴う発掘調査で、石造りの築堤や石積みの防波堤を発見。
先般、行われた現地説明会に行って参りました。再度、埋め戻される予定です。

見所
生田川河口に開設されており、軍艦を造船する機能や修繕のためのドックも併設していたとされます。
海軍操練所の遺構であると同時に神戸港開港時の遺構でもあります。操練所の一部である石積みの防波堤に加えて、神戸港開港時の波止場の防波堤、明治中期以前の修築された防波堤、明治中期以後の拡張整備された遺構なども出土し、幕末から明治にかけて重曹的に遺構が検出されていました。
幕末に開港した5大港湾都市(神戸、函館、横浜、新潟、長崎)で開港当時の遺構が見つかったのは初めてとのことです。

海軍操練所の石積み堤防の上に乗ることができたのは貴重な体験でした。

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