宍人城
宍人城([園部城 周辺城郭])
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宍人城の口コミ情報
2023年02月17日 RED副将軍
小畠氏の居館である宍人館も宍人城と呼ばれていますが今回は小畠氏の詰城である宍人城の投稿です。
丹波の有力国人である小畠氏の詰城🏯
オススメ度 ★★★⭐︎⭐︎
築城年代は不詳。小畠氏によって築かれた初期の詰城と云われています。後に麓に宍人館を築いて居館としたとされます。
小畠氏は、出羽清原氏の系譜で、北野天満宮の船井荘の荘官に任じられ土着。丹波国守護細川氏、三好長慶に従いながら丹波の有力国人として勢力を拡大しました。 1571年の織田信長による丹波攻めの際は、小畠永明はいち早く織田信長に臣従。明智光秀に案内役を務め、丹波制圧に協力をしたことで所領を安堵しています。
廃城時期も不明ですが、1619年に小出吉親が園部城を築く頃には廃城となっていました。
見所
宍人館の南西に聳える標高335mの山頂に築かれています。
東西に伸びた尾根上にあり、南側と西側は岩が露出した険峻な地形で北側は緩斜面であり帯郭が付されています。
主郭西側は土塁が盛られ薄くなっていますが竪堀も認められます。東側は段曲輪が三段連なり巨岩が露出しています。
凝った縄張りではなく自然地形を活用した感じです。
行き方は、県道454号線から林道に入ります。金胎寺山に続く登山道の途中から適当に尾根に取り付き直登しました。比高は175mで麓から30分くらいでしょうか。
駐車場は無いので自己責任で邪魔にならない所に駐車するしかないと思います。
写真
①主郭西側下の険峻な岩壁
②主郭南側の岩壁
③主郭西側の両サイドに竪堀を削った土橋地形
④⑤主郭西の土塁
⑥主郭北側の帯郭
⑦岩が露出した主郭内部
⑧主郭東側下の段郭