猪倉城（井内城）

猪倉城（井内城）の口コミ情報

2024年11月08日 RED副将軍


在住土豪である井内氏の居城🏯
⁡
オススメ度　★★★★⭐︎
⁡
築城年代は不詳。在地土豪である井内氏により築かれたと云われます。
天文年間(1532年〜1555年)には中沢知綱の支配下にあり、天正年間(1573年〜1592年)には八木城の内藤氏の支配下となっていたとされます。
1579年、城主は井内筑前守でしたが、織田信長による丹波攻めにおいて家臣の明智光秀が攻め寄せ猪倉城は落城したと云われます。
⁡
見所
本梅川東岸の南北に伸びた丘陵の北端頂部に築かれており、京都から園部・篠山へ向かう山陰道と、摂津から山陰道に合流する妙見街道が通じる交通の要衝です。
最高所に南北に長い主郭を置き、主郭の南側には東西に長い二郭を配し、主郭と二郭は平虎口で繋がります。更に二郭から北東へ三郭、四郭、五郭が三段連なり、V字状の梯郭式山城です。
最大の見所は二郭から五郭の南側は土塁が巡り、更にその下には見事な横堀が折れを伴い巡っています。
北側は帯郭が配されており、西側斜面には竪堀が数条設けられています。
小規模ながら複雑で見所の多い山城です。技巧的な縄張りは明智光秀により改修されたものと思われます。
⁡
城域の周囲は獣害柵が張り巡らされており、入り口を探すのに苦労しました。西側麓の用水路カーブにあります。