一乗寺山城
一乗寺山城([将軍山城 周辺城郭])
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一乗寺山城の口コミ情報
2021年01月14日 ko+
2020年3月の投稿では、北郭群について書き込みました。
今回、南郭群について追記します。
アクセスは前回の投稿と被ります。曼殊院南比叡山登山口から入山。
最初の分岐では「瓜生山」方向へ、
次の分岐・京都一周トレイル64番では「水飲対陣碑、比叡山」方向へ、
そのまま京都一周トレイルを進み、66番で「てんこ山」方向へ。
道なりに進むと、やがて堀切(写真①)が見えてきます。
その堀切から城域(北郭群)
北郭群の南側に置かれた道(白鳥越え)を南西方向へ進んで行くと、道が大きく北西へ向きを変えます。(写真⑤②)
その辺りから、南郭群となります。
道の南の高まりに取り付けば、そこが南郭群最高所。
さらに南に向かって尾根上に郭群が展開。
南郭群最高所の北には端が櫓台状になる土塁が置かれる(写真③)
展開していく郭群は土塁により仕切られ、また、郭群の西側にも土塁が置かれる(写真④⑥⑧)
土塁と連携して西側には畝状竪堀が置かれる(写真⑦)
まとまった広さを持つ郭を展開する北郭群に対し、南郭群は土塁で仕切られ、西側(京都側)の防備を強固にしています。
尾根を南へ500m進むと織田軍が入ったとされる将軍山城となり、南郭群は朝倉・浅井連合軍の最前線となったと考えられています。
整備されたトレイル道、比較的しっかり残る遺構。
熊や猿等の目撃情報があるエリアですので、それなりの装備の上、下草の少ない季節に是非!
2020年03月12日 ko+
先にして頂きました関連城郭登録に便乗させて頂きます。
関連城郭登録ありがとうございます。
曼殊院南登山口から入山します。
暫く東に進みますと、東・比叡山、南・瓜生山の案内が出てきます。
比叡山方向の道で辿り着くはずなのですが、川沿いの道は足元が悪く、特に上流では砂地の上、倒木もあり、途中で道が途絶えてしまいます。
遠回りになりますが、道幅が広く勾配も緩やかな南・瓜生山方向をおすすめします。
やがて、京都一周トレイルコースに合流し、64番から66番まで進みます。
66番からトレイルコースを外れ、北・てんこ山方向へ進むと、直ぐに城域東端の二連続堀切に辿り着きます。(追記:登山口から30分弱)
標高約430mの尾根上に二連続堀切から始まる一乗寺山城は、白鳥越えにより二分される。
城域の北東、主郭と思われる大きな郭の北東に堀切を置き尾根を遮断。
各郭の北西側に折れを伴う土塁、さらに、その外側には帯郭、畝状竪堀群により防備を固める。
写真は城域東端二連続堀切跡、そこに架かる土橋跡、主郭北東堀切跡、土塁跡です。
地元の渡辺氏の築城とされていましたが、最近では朝倉氏・浅井氏が築いた陣城とする見解が有力で、朝倉氏の越前一乗谷城との共通点も指摘されています。
今回、北側郭群だけの訪城となりました。
頼もしい諸先輩方の追加情報をお待ちしています。
どうぞ宜しくお願いします。