二條陣屋
二條陣屋([二条城 周辺城郭])
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二條陣屋の口コミ情報
2025年01月09日 ʀᴇᴅ副将軍
商家と武家の顔を持つ陣屋跡
オススメ度 ★★★⭐︎⭐︎
寛文年間(1661年~1673年)に萬屋平右衛門により創建されたと云われます。
萬屋平右衛門は、豊臣秀吉の家臣であり今治城主であった小川祐忠の末裔と称しています。小川祐忠は関ヶ原の戦いでは当初は西軍に付くも、東軍に内通しており小早川秀秋に呼応して寝返ります。しかし内応への賞賜は無く改易となり近江国高島郡で隠棲しました。その嫡男の千橘は1670年に上洛し萬屋平右衛門と名乗って京都二条で公事師、米穀商、両替商、木楽屋などを営んで成功を収めます。その拠点が二條陣屋の始まりとされ、二条城の南側に位置するため幕府の行政・司法の中心地であり、参勤交代や京都所司代を訪れる大名に対し公事宿として屋敷を提供しました。そのため商家でありながら武家が宿泊する武家屋敷の面が共存した仕様となっています。
見所
米穀商・両替商の店舗兼住居であり、建築様式は数奇屋式住宅です。大名の宿泊施設でもあったため、大名らが敵から身を守るための「武者隠」「吊り階段」「隠し階段」「猿梯子」といった仕掛けが随所にあります。防衛建築としても貴重であり、国の重要文化財にも指定されています。