鬼ヶ城

鬼ヶ城([鬼ヶ城  寺社・史跡])

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鬼ヶ城の口コミ情報

2021年06月27日 イオ左衛門佐


鬼ヶ城から駐車場に戻り、まだ時間の余裕もあったので、国の天然記念物・名勝であり世界遺産でもある山麓の「鬼ヶ城」にも行ってみました。

鬼ヶ城は、熊野において鬼と恐れられた海賊 多娥丸が根城としていた地で、桓武天皇の命を受けた坂上田村麻呂によって征伐されたという伝説があります。

鬼ヶ城センターの脇を抜けて登城(?)開始。ほどなく鬼ヶ島を思わせるような奇岩が行く手に見えてきます。その奇岩を掘り込んだトンネル状の通路を抜けたところが多娥丸の棲みかと伝わる千畳敷です。千畳敷は凝灰岩が熊野灘の荒波に削られてできた海蝕洞で、上端は牙のように鋭く尖っていて、さながら巨大な鬼が海に向かって大きく口を開けているかのようです。千畳敷の奥には岩と岩の間に道を通した奥の木戸があり、その先はあまりの断崖絶壁に猿も引き返すと言われる猿戻りの岸壁が続いています。

今でこそ遊歩道が整備され千畳敷まで楽々とたどり着けますが、往時は猿戻り側はもとより、鬼ヶ城センター側からも陸路で攻め込むのは困難でしょうし、海側にしても、海面からはあちこち岩が突き出ており、ほとんど風のなかったこの日でも打ち寄せる波が白いしぶきをあげていて、よほどこの地の海に詳しい者でなければ、船で近づくことすらできないと思われます。まさに難攻不落の天然の要害です。坂上田村麻呂が熊野に遠征した事実を示す史料は無く、多娥丸という海賊も単なる伝説なのかも知れませんが、この要害ぶりを目の当たりにすると、坂上田村麻呂でなく多娥丸でなかったとしても、この鬼ヶ城を根城とした海賊がいて、朝廷により征伐された事実はあったんじゃないかと思えてしまいます。

さて、千畳敷は鬼ヶ城のほんの入り口に過ぎません。絶壁を縫うように続く遊歩道を進むと、神楽岩や鰐岩などの奇岩、波が轟々と音を立てる岩と岩の間を飛び渡る(現在は橋が架けられています)箇所があったり、鬼の見張場や水谷、波切不動、蜂の巣などの洞窟が続き、片道約1㎞の周回道は見応えたっぷりでした。

その後、遊歩道西口から鬼ヶ城センター駐車場まで来た道を戻りましたが、山城の鬼ヶ城と併せて訪れるのであれば、先に山麓の鬼ヶ城を一巡りして、木本側登り口から熊野古道を歩き、松本峠から南に入って山城へ、というルートのほうが無駄がなかったかな、とも思います。

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