椎ノ木城

椎ノ木城([阿坂城  周辺城郭])

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椎ノ木城の口コミ情報

2024年07月31日 RED副将軍


高く鋭い切岸が特徴的な北畠満雅の拠点🏯

オススメ度 ★★★★⭐︎

築城年代は不詳。1336年に北畠親房が伊勢国に入った時に南伊勢に築いた城郭のひとつが始まりともされますが定かではありません。
1428年に称光天皇が崩御し嫡流が断絶すると、足利義教と後小松上皇が彦仁王(後花園天皇)を践祚させます。この皇位継承に不満を抱いた小倉宮聖承は、伊勢国司である北畠満雅を頼り嵯峨から伊勢に逃亡。北畠満雅は幕府と対立していた鎌倉公方の足利持氏とともに小倉宮を推戴して反乱を起こします。この時に北畠満雅が築き、足利将軍勢を迎え撃ったと云われます。
1569年には織田信長が伊勢に侵攻。大河内城の北畠具教を攻めた際には、阿坂城には北畠氏重臣の大宮入道含忍斎が籠もっていましたが、織田信長家臣の木下藤吉郎(豊臣秀吉)により落城し、その後に廃城となりました。

見所
標高312mの桝形山に築かれており、山頂部が白米城、北尾根の郭群が椎ノ木城であり、併せて阿坂城と呼ばれます。
椎ノ木城は白米城より標高は低いものの、広く縄張りも新しいため阿坂城の主郭部と考えられています。
土塁と堀切により区切られた主郭と副郭と周辺の帯郭で構成されており、高く鋭い切岸と虎口が特徴的です。

行き方は浄眼寺を目標に設定。整備された登山道と登山用駐車場があります。比高は約260mで椎ノ木城の先に白米城があります。

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