若山氏城
若山氏城([丸山城 周辺城郭])
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若山氏城の口コミ情報
2024年03月28日 RED副将軍
主郭背後の長大な二重堀切が見事な若山氏の居城🏯
オススメ度 ★★★★★
応永年間(1394年~1428年)に若山七郎により築かれたと伝わります。
若山氏は、平氏滅亡後に丹波より逃れてきた平忠亮が老川村に潜伏し土着。若山忠平と名乗ったことが始まりと云われます。
その後、室町時代に北畠氏が伊勢国司となると伊賀の在地豪族の多くが北畠氏に従いましたが、若山氏は独立を保ち、応永年間に若山氏城館を築いたと伝わります。
1581年の織田信長による天正伊賀の乱の際には、記録には残りませんが、周辺の在地土豪の城と同様に戦いの舞台となったと考えられています。
見所
宇西谷の丘上に築かれた伊賀特有の単郭方形の城郭です。
掘り下げることで高土塁を形成する掘込式であり、南西部に虎口が開口し西側の腰郭に繋がります。
最大の特徴は北側背後の尾根基部は深く長大な二重堀切で遮断されており、堀切は主郭東側に回り込む様に竪堀となり落ちています。
若山氏城から約100m南に居館である若山氏館があり、若山氏城は詰め城として機能した様です。
行き方は、城域南東部の林道沿いに登城口があり、周辺の路肩に駐車しました。比高は約20mでした。
①〜④主郭背後の二重堀切
⑤⑥主郭の高土塁
⑦⑧主郭南東部の虎口