田光城
田光城([千種城 周辺城郭])
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田光城の口コミ情報
2024年08月11日 RED副将軍
石積みが多様された梅戸氏の居城🏯
オススメ度 ★★★★⭐︎
田光城(たびかじょう)と読みます
永延年間(987年〜989年)に田光隼則により築かれたと云われます。
田光隼則は梅戸氏に改姓しますが、梅戸氏は北勢53家のひとつに数えられ、幕府奉公衆として勢力を奮いました。
戦国時代には近江国守護の六角高頼の四男である六角高実を養子に迎えます。梅戸高実と称し、近江と亀山を結ぶ街道の通行税を徴収するために梅戸城を築いています。
1561年に梅戸高実が没すると次男の梅戸実秀が家督を承継するも、1568年に織田信長の北伊勢侵攻により落城し滅亡したとされます。
見所
近江八日市に至る八風峠を越える峠道と、員弁と亀山とを結ぶ街道の分岐点となる交通の要衝であり田光川北岸の断崖台地上に築かれています。
主郭は周囲に石積を伴う土塁が巡り、背後の西尾根は空堀で遮断し虎口から土橋が架かります。虎口の南側に天守台とも呼ばれる櫓台があります。西側虎口の他に南東と北側にも虎口が開口し、北側は桝形構造になっています。
西側尾根には土塁で区画された郭があり、南東の尾根にも数段の郭と堀底道が続いています。
石積みが多様されており、伊勢とはいえ六角らしさを感じるオススメ城です。
行き方は、国道306号沿いの多比鹿神社を目標に設定。境内の裏から登ることができ比高は約30mです。
ヤマビルの巣窟なので冬期の訪城をオススメします。