木越城
木越城([郡上八幡城 周辺城郭])
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木越城の口コミ情報
2021年03月17日 青コアラ美濃守
郡上八幡城の北西、長良川畔に位置する山城。篠脇城主東常縁の庶子・遠藤盛胤によって築かれたとされる。郡上八幡城を築いた遠藤盛数の長男慶隆が生まれた城で、慶隆の妹が山内一豊の妻・千代であることから、千代もこの城で生まれたのではないかと言われています。(諸説あり)
城址へは金松館という旅館を目指して行くとわかりやすいです。金松館さんの駐車場に説明板があり、そこから登れるようになっています。専用駐車場はないので、表の県道の路肩が広くなっている所に止めました。
登り始めからいきなり直登するような急角度の道で、しかも踏み跡が薄いので道を見失いそうになりますが、途中からは先人が付けられた赤いテープがあるのでそれに従って登ります。中腹に曲輪跡と思われる2~3段の平坦地があり、虎口の両側には石材が残っていて石で固められた虎口の姿が想像されます。他に土塁を伴う曲輪や迫力ある竪堀も見られます。
山頂が主郭になっていて、朽ち果てた木碑が廃城感を醸し出しています。主郭の東側に腰曲輪があり、その下に降りると土留めの石積みを見る事が出来ます。すぐ直下を流れる長良川から運ばれたものなのか、河原石のような丸石が用いられています。
主郭は細長く手狭で現在は荒れていてあまり眺望は望めませんが、木々の間からかつて街道であっただろう国道156号線が間近に見え、街道監視の役割も備えた城であった事が窺えます。