赤谷山城
赤谷山城([郡上八幡城 周辺城郭])
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赤谷山城の口コミ情報
2024年08月06日 RED副将軍
石積みと主郭背後の大堀切が見事な東氏の居城🏯
オススメ度 ★★★★★
1541年に東常慶により築かれたと云われます。
東常慶は篠脇城の十一代東氏当主であり、1540年に越前朝倉氏の侵攻を受けたため新たに築き、子の東常堯に守備させました。
1559年、東常堯は東氏の支族で木越城の遠藤胤縁を赤谷山城で家臣に命じて鉄砲で暗殺。遠藤胤縁の嫡男である遠藤胤俊と、弟で鶴尾山城の遠藤盛数は、弔い合戦を大義名分として宗家を乗っ取るために挙兵し攻め寄せます。東常慶は討死し赤谷山城は落城。東常堯は帰雲城に落ち延びました。
その後の東常堯は、1586年の天正大地震により帰雲山が崩壊し帰雲城の城下とともに巻き込まれたとされます。
見所
標高580mの東殿山の北尾根に築かれています。
麓近くの縄張り図と案内板があるのが四の郭で、鞍部を越えて大手曲輪、急峻な尾根上の標高430m付近に三の郭、標高480m付近に二の郭と続き、標高520mの小ピークに一の郭が置かれています。
それぞれの郭間は標高差がある急峻な登りであり、険しい自然地形です。
一の郭は周囲は切り立った断崖であり、西側面には立派な石積みがあります。また、南背後は天然岩盤地形を利用した大堀切で堅められています。
行き方は、郡上市役所の東隣にある愛宕公園を目標に設定。円通堂の横に登城路があります。最初は整備されたつづら折りで、しばらくすると説明板の縄張り図がありますが、まだまだ序の口で鞍部を越えて尾根を進みます。
細尾根の急坂が続き、整備されているもののまあまあ険しい道のりです。比高は約280mで距離もあるので時間は余裕を持った方が良いです。隅々までみると下山まで約3時間かかりました。