下手向城

下手向城([岩村城  周辺城郭])

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下手向城の口コミ情報

2023年10月18日 RED副将軍


切岸と空堀が美しい東濃の隠れた名城🏯

オススメ度 ★★★★★

下手向城(しもとうげじょう)と読みます。

築城年代、築城主等の詳細不明。
城主として勝次郎あるいは勝内蔵助義直、子の又右衛門義氏の名が伝わる程度で勝氏の居城であった様です。
また、丹羽氏聞書には「下手向 渡辺権七郎殿と中仁居夜申候」とあり、渡辺権七郎は遠山串原氏の内衆であると云われます。
1570年頃の織田信長と武田信玄、武田勝頼が争った時代のものと考えられています。

見所
主郭の周囲に帯郭を敷設した小規模城ですが、切岸の鋭さ美しさに驚いた城跡です。
南側からの登城路を登ると主郭下の帯郭を経由して主郭に辿り着きます。主郭は広さのある削平地で南北に二段となっており北側に土塁が巡ります。
南と西に虎口が開口しており、今度は西側の虎口を下りると西側から南側にかけて横堀が巡り、北側の堀切とも連動しています。10mほどの高さがある主郭の鋭く美しい切岸と相まって見事な光景です。また、石積みの様な巨石が切岸に露出しているのも気になりました。
単なる土豪の居城とは思えない城造りであり、元亀天正の争乱で構えられた陣城とも考えられていることに納得しました。

行き方は、下手向郵便局を目標に設定。北側の山に向かって歩いていくと案内板が立っており迷うことはありません。
比高も50mくらいであり10分ほどの登りで辿り着きます。

写真
①②主郭西側下の空堀と切岸
③切岸にみえる石積み
④北側下の堀切
⑤南北二段の主郭
⑥主郭北側の土塁
⑦主郭南下の帯郭
⑧現地案内板

2020年06月22日 【G6】OROKA参議


【良い意味で期待を裏切るクオリティ】

下手向(しもとうげ)城は岩村城の西、上手向城のさらに西にある城で、勝氏の城のようですが詳細は不明です。

アクセスは、下手向郵便局から北の道に入り、並んでる民家の一番奥の民家の右側畑奥から山に入る感じです。
なお、駐車場は無いので県道沿いのどこかに路駐する形になります。(このあたり自己責任でお願いします)
山に入って5~10分ほど登ると城に着きますが、道が曖昧で最後は直登した記憶があります。

さて、上手向城の薄~いアレらを見た後に訪れたので期待は全くしてませんでしたが、遺構は予想に反してかなり凄いです。
帯郭を伴う主郭は、数十m四方くらいの広さがあり、ガッツリした土塁もあります。また、何よりシャープな切岸が美しい…そして、その切岸の下には半周ほど空堀が巡ってます。
ちなみに、切岸の斜面の一部に切り出された岩?石積?のようなものが埋っていて、よく分からずワクワクさせてくれます。
単なる土豪の城という感じよりはかなりゴージャスで、後で城のリノベーションをした可能性もありますね。

スタートの民家を横切る時はドキドキしますが、かなり素晴らしい城です!
イベントや大河ドラマ館で明智城を訪れるついでに、ぜひ下手向城もお寄りください(*^-^)

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